瞑想が、心身の安定に効果的なのは
今更言うまでもないことです。
私も毎日、ほんの数分間ですが
瞑想を行っています。
といっても、ただ目を閉じて、
呼吸を意識してるだけ。
でも、呼吸に注意を向けていても、
徐々に頭の中(意識上)には
いろんな思考が現れたりもします。
「無になる」なんて、全然ムリです。
それでも、とある禅寺の和尚さまによれば、
瞑想中に色んな思考が次々浮かんできても
「全然OK」なのだそうです。
無理に「無になろう」などと抵抗せず、
いろんな思い・考えが現れては去っていくのを、
ただ眺めていればいいのだとか。
目を閉じてじっとしてるだけなので
本当の「瞑想状態」というのは
実はどういうものなのか、
私はよくわかりません。
けれど1日にたった3分でも、
目を閉じて呼吸だけに集中するよう
心掛ける時間を持つと、
いかに自分が四六時中、
どうでもよいようなツマラナイこと
余計なこと(大抵はネガティブなこと)
を思考しているかに気づけるのです。
思考に気づけるようになると、
瞑想していない時間、つまり日中も、
自分が余計なこと(=考えなくても良いようなこと)
をツラツラ考えていることに、
気づくことができるようになります。
「あ、また余計なこと考えてるワ」
と気づけることで、
そこから意識を立て直すというのか、
その思考をやめるよう、
コントロールできるようになるのです。
人間は1日に6万回ほども思考していて、
その9割近くがネガティブなことなのだそうです。
6万個のうちの、たとえそのほんの一部でも、
ネガティブな思考をしていることに気づいて
そこから意識を逸らせることができれば...。
そして、それが日々積み重なれば、やがては
「思考が変われば人生が変わる」
に、つながるのではないかと思うのです。
「本当の意味」での瞑想状態には
程遠いかもしれませんが、
一日の中で、ほんの2、3分間でも目を閉じて
静かにする時間を持つことの効能は、
小さくないと思います。
今日もお読みくださいましてありがとうございました。