週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

無意識を、意識化してみる。

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20代の頃、初めてぎっくり腰になりました。

夜、洗面所で手を洗おうと
水道の蛇口に右手を伸ばしたら、
右のお尻上部(腰との間?)あたりから
”ブチッ”とハッキリ音が聞こえました。

その音から15分も経つ頃には
フローリングの床にうつぶせに伸びたまま
まったく身動きがとれなくなりました。

 

そしてそこから10日間、ほぼ寝たきり。

トイレに行くのにも、
寝ている部屋から小1時間もかかって
やっと辿り着く体たらく。

なんて広い家に住んでるんだwと、
嫌になりましたよ。

というのは冗談ですが、
足を1センチ前に出すにも
激痛でなかなか動けないのです。

この時ほど、

人間の身体って全部つながってる
正常に痛みもなく歩いたり動いたりできるって
奇跡のようにありがたいこと。

と、骨身にしみて感じたことは
ありませんでした。

そして、バリアフリーにしておくって
めっちゃ重要、とも実感いたしましたよ。 

 

無意識を、意識化してみる。マインドフルネス。瞑想。

 

普段、歩いたり食べたりすることって、
もう無意識中の無意識って感じです。

でもケガや病気をしたりして、
当たり前だと思ってることが
当たり前に出来なくなると、
「可もなく不可もない」毎日を過ごせることの
ありがたさを骨身にしみて感じます。

「ふつう」に過ごせることとは、
実はそれこそ奇跡なんだとも実感できます。


ぎっくり腰になる必要は当然ありませんが、
いちいち考えたこともないような
無意識でやってることを
あえて意識化してみると、
なんかちょっと違うものが
見えてきたりもします。

 

たとえば歩くことを意識してみます。

片足を上げて、前に出して、カカトを下して、
そしてつま先に体重を移動させる。

これを一歩一歩、ゆっくりじっくり
意識してやってみると、
右足と右手が同時に前に出そうになったりと、
ぎこちなくもなります。

そしてなにより、
「歩くって大変。歩けるってすごいな」
と感じます。

 

食べることもそうです。

普段は口に入れて、モグモグと適当に噛んで
胃の中に送り込んでますが、
口に入れた物がドロドロの液状になるくらいまで
噛んでみるのです。

口の中のモノがドロドロになるまで噛み続けるって
そのことを意識しないとなかなかできません。

ふだんいかに無意識にモノを食べてたか、
ということに気づきます。

 

いちいち座禅を組んだり、
静かな環境に出かけて行って目を閉じなくても、
こんな風に歩いたり咀嚼したりと、
いつもは無意識にやってることを
意識化して今ここに集中することで、
一種のメンタルトレーニング(瞑想)になります。

「自分は今何をやっているか」を
はっきり自覚すること。

無意識にやっていることに
しっかり意識を向けることが、
『マインドフルネス』ということなんですね。

 

今日もお読みくださいましてありがとうございました。

 

 

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