そんな人だと思わなかった、とか、
信じてたのにー（裏切られた）、などと
怒り狂ってる人が時々います。
でも、それって、自分の勝手な思い込み、
期待・妄想じゃなかったのですか？、というお話し。
そもそも「そんな人」ってどんな人？って感じですが、
あの人はこうに違いない・こういう人だっていうのは
きわめて利己的で一方的な思い込みです。
自分が勝手に思い描き妄想していた「その人」が、
自分のその勝手な期待とは違う挙措言動をとったからって
怒ったり幻滅したりするするのはナンセンスです。
つい最近も面白いことがありました。
何が好きなのかというと、
『ただひたすら人生のすべてをかけて、野球に打ち込む姿に感動する』
と、会うたびにゲンナリするほど繰り返し聞かされていました。
その大ファンの選手が、過日、結婚を発表されました。
途端にAは、
「あんな人だと思わなかった。野球だけに人生ささげてると思ってたのに、
ちゃんと陰で付き合ってたんやー！もうファンやめたわっ」
と、怒ってるのです。
わたし的には「なにソレ？？」です。
「あんな人」だとか「野球だけに人生ささげてる」とか
全てAの勝手な妄想でしょ、って。
彼女は自分の頭のなかで、
自分だけの理想のその選手の在り様、いわゆる虚像を
思い描いていたのです。
でも現実のその人の言動は、
彼女の妄想とは当たり前だけど違っていた。
そこで「裏切られたー！」と憤慨するなんて
なんて身勝手で傲慢な言い分でしょうｗ
そもそも一面識もない相手は当然ながら、
顔見知りや友人知人・パートナーに対して、
憧れや好意をいだくのは良いとしても
そこに自分の理想を投影するのは間違いです。
「この人はこんな人」と自分が思っているソレは、
どこまで行っても勝手な思い込み以外の何ものでもないのです。
まあ、妄想や期待をするのは自由だとしても、少なくとも、
相手が自分の想定と違った言動をとったとしても
「裏切られた」とか「信じてたのに」などとキレて
相手を責めたりするのはお門違いだということは、
頭の隅っこに置いておいても良いと思います。
常日頃、「私はリンゴです」と自らアピールしていた人が、
実は梨だった！と判明したのなら、
「嘘つきー！」「信じてたのに裏切られた！」とブチ切れて当然です。
でも、本人は何も表明してないのに、
「あの人はリンゴに違いない♪」と自分で勝手に思い込んでいて、
実際は梨だと知ったとたんに
「信じてたのにー！」と罵るのはオカシイよ、ということなのですよ。
ちょっと変な例えですけど。笑
今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
