SNSやニュースサイトのコメント欄などを不用意に見てしまうと、
誹謗中傷や罵詈雑言のたぐいで、掃きだめのようになっていて、
読んでいて気分がドンヨリしてしまうことがあります。
口に出して言うよりも、文字としてほぼ永遠に残るぶん、
余計に始末に負えない感じもしますし。
何に対しても無反応で他人事とスルーしてしまうよりは、
どんな中身にしても、自分の意見を持ってそれを表明することのほうに、
私は意義があるように感じています。
でも、少なくとも、
自分の意見を述べるのに使う言葉には、
十分気を付けなければいけないとも思うのです。
いきなりですが、
『はじめに言葉ありき』
という聖書のフレーズがありますね。
様々な解釈があるようですが、
「世界のあらゆるもの全ては、言葉によって成っている」
という意味にもとらえられています。
多くの宗教が、言葉の力を説いているように、
言葉はとにかく最高にパワフルなものです。
心の中の思い、思考もすべて、
言葉によって形成されます。
だから、自分が使う言葉には、
どれほど気を付けても気を付けすぎることはない、
と言えるのです。
何を見ても誰に対しても、
その欠点やネガティブな部分を上手に(?)見出して、
揚げ足取りのような、非難や批判ばかりする人がいます。
人の脳には、
自分が注意を向けた物事、関心をもった事柄を、
自動的にフィルタリングして
目に入るようにしてくれる機能があります。
誰かを批判してやろう、欠点を追求してやろうと常日頃考えてる人には、
余計に誰かの欠点や、ネガティブな所が目に入るようになるのです。
批判的な思考でいるから、
批判したくなる対象がどんどん目に付き、
そして批判する、
という堂々巡りです。
批判・非難をするには、当然否定的な言葉を使うので、
その否定的言葉によって、ますます否定的な事柄を引き寄せる、
ということになります。
日本には『言霊』という言葉もあり、
言葉にしたことは現実になる、と言われています。
私は割と信じていますが、
たとえ『言霊』が単に精神的なものだとしても、
『見たいものしか見ない』というのが
人間の脳の特性だという事実もあります。
批判したくなるような物事ばかり目に入るというのは、
脳が批判対象となるものを求めている、
ということになりますよね。
誰かを「バカだ」とか「頭悪い」などと誹謗中傷ばかりしていると、
さらにそう言いたくなるようなネガティブな物事を、
脳が見つけてくれるというわけです。
そして見つけてくれるだけじゃなく、
そのネガティブな状況 -- 不満を感じたり、イライラしたり -- を、
自分自身で経験することにもなるのです。
言霊にしても脳科学にしても、
言ってることは究極には同じだと言えます。
つまり、言葉(=思考)が、言葉(=思考)を呼ぶということ。
ネガティブ言葉は、ネガティブな状況を呼び、
肯定的な言葉は、良い状況を引き寄せるのです。
だから、ここで今一度、
自分が無意識のうちにも発している言葉にもっと敏感になり、
できるかぎり善いパワーを持つ言葉を選んで使っていきたいと、
思った次第です。
余談ですが、
近所のスーパーにバニラアイスが88円で売られていて、
安いわ~♪と喜んで買って食べたら、ちょっと粉っぽい味が…。
でも、インスタントコーヒーを濃く淹れたものを少量かけて
アフォガードにしたら、美味しく頂けました。
エスプレッソをかけたら、きっともっと美味しくなりそう。
コーヒーが苦手なら、ほうじ茶アフォガードも良いかもしれませんね。
ほうじ茶が無かったら?
緑茶をフライパンで5分ほど炒れば、ほうじ茶葉の出来上がり~(^^♪
今日も最後までお読みくださいましてありがとうございました。