週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

褒めるが得。人を褒めることは、自分を褒めること。

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日本人は褒めるのも褒められるのも下手、なのだそうです。たしかに、「謙譲の美徳」な国ですし、特に褒められると多少は謙遜もしてしまうもの。逆に「ありがとう」なんて欧米風に堂々と受け止めると、「あの子、ぜんぜん謙遜しはらへんかったワ!」と、後でカゲで言われたりすることもw。そういうややこしい人や、褒めの上手・下手は別にして、今回は「誰かを褒めると確実に、自分自身にも良いことがたくさんある」というお話です。 

          褒めるが得。

*人を褒めることは、自分を褒めること*

これがまず何よりの、「褒めの効能」と言えるかもしれません。脳は主語を認識できません。例えば、「〇〇ちゃんって、キレイ」とあなたが誰かを褒めた言葉は、〇〇ちゃんの部分を脳は認識せず、「キレイ」の部分だけを受け止めるのだそうです。つまり、あなたの脳は自分のことだとして、「私(自分)はキレイ」と認識するのです。そうなると、人を褒めれば褒めるほど、自分が同じように褒められていることになり、その褒め言葉の効果が自分自身にもどんどん現れるというわけです。

何を見ても「かわい~っ!」と連発している若い女の子たちの言動は、自律神経や潜在意識的にもとても良いことです。彼女たちの脳は、「可愛い」のは自分自身だと認識しています。相手がモノでも動物でも、どんどん褒めるとお得です。

ちなみに、言うまでもないことですが、誰かの悪口を言うと、それも自分に向って言ってるのと同じことです。脳は主語を認識しないのですから、自分が発した言葉は全部自分自身のこととしてとらえます。悪口などのネガティブな言葉は、自分の脳への攻撃となり、ストレスとなって心身にダメージを与えていきます。

          褒めるが得。

*「褒め」の効能*

人間の持つ心理の一つに「好意の返報性(返報性の原理の一つ)」というものがあります。人から何か良いことをしてもらったときに、お返しをしなければならないと思う心理のことですが、人から褒められた時にも、褒めてくれた人に対して「自分もこの人を褒めよう♪」という心理が働くそうです。そうすると、褒め返しで、そこから会話が始まったりと、ポジティブなコミュニケーションが生まれます。

また、褒めると脳が活性化します。人の美点や長所を探すことで思考力が鍛えられ、褒める行為そのものが脳の前頭前野をフル活用するため、脳が活性化することが研究でわかっているそうです。また、褒めた相手が喜ぶ様を、自分の行動の「成果」として認識するため、自分が褒められた時と同じように脳内に快楽ホルモンのドーパミンが放出されやすくなります。

 

*効果抜群の褒めテクニック「人を介して間接的に褒める」

褒めるのって、慣れてないと結構ハードルが高いように感じます。そして、ハードルが高いと感じるのは、褒めることを何か特別のことのように感じているからではないでしょうか。最初の一歩を踏み出せれば、いずれは挨拶を交わすように簡単に、スラスラ褒められるようになってきます。

だけど、どうしても面と向かって褒めるのは恥ずかしい、照れてしまうといった場合には、人を介して褒めるのがおすすめです。本人ではない人に、褒めたいことを伝えるという方法です。例えばですが、「Aさんって仕事が早くて正確で、いかにもプロで憧れます」などという誉め言葉も、本人のAさん以外の人になら、大して気負わず言えるのでは? そして、直ぐにではないかもしれないけれど、褒めた言葉はいずれ何らかの形でAさん本人に伝わるでしょう。

そして、面白いことに、直接言われた褒め言葉よりも、人を介して間接的に伝え聞いた褒め言葉のほうが、言われた本人の「真実味が増す」のだとか。確かに私自身も、「あの人、あなたのこと褒めてたよ」と誰かに言われた時の方が、よりその誉め言葉に真実味を感じて、さらに「あの人」自身にも好印象を持つような気がします。また、その良い話題を伝えてくれた”仲介人”のことも好きになります。人を介して間接的に褒めることは、褒め効果を何倍にも高めてくれると言えます。

          褒めるが得。

*褒めて褒められ、高まる自己肯定感*

人は褒めても褒められても、自分の存在意義が高まり、自己肯定感も育ちます。慣れないうちは、褒める方も褒められる方も、気恥ずかしい気分になったり照れを感じるかもしれません。でも、心の中は嬉しさでいっぱいのはず。褒め力を高めて、より良い人間関係を築きつつ、自己肯定感もどんどん高めていきましょう。

今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

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