「だから」どうなの?、ってお話です。
先日、カフェで友人と会っていた時のこと。
友人は大きなケーキを食べながら、
「ウチの家系ってみんな糖尿病体質やねン。
だからそのうち私もなると思うわ」
なんて言うのです。
「え。それなら、ケーキなんて
食べない方がいいんじゃないの?」
と言いたくなりますよね。
もちろん私は言いました。
すると、
「遺伝だから、何食べててもなるみたい」
との返事。
いやいや、違うでしょ、『だから』の後の
言葉・考え方が間違ってますよ、って感じです。
遺伝があったとしても、必ず糖尿病になるとは
限りません。
そしてそういう遺伝や家系だと言うのなら、
『だからこそ』、自分はそうならないように
食事や生活習慣に気をつければ良いのでは?
ということです。
「〇〇だから、◇◇」という
「◇◇」の部分をどう考えるかで、
結構人生変わります。
体質ネタもそうですが、
わりとよく聞くパターンでは
”離婚家系”というものでしょうか。
「ウチは親も兄弟も離婚してるから、
私も離婚するかもしれない」
みたいな感じ。
当然のことながら、親・兄弟が離婚してても
自分も離婚するとは限りません。
そして、
「ウチは離婚家系だから、私も離婚するかも」
と、思うこともできますが、
「ウチは離婚家系だから、私は離婚しないよう
ガンバル」
と、考えることもできるのです。
「みんな〇〇だから、私もそうなるに違いない」
「昔から〇〇だったから、今後もきっとそう」
などと、勝手に思い込まないことです。
〇〇の部分が、ポジティブな良い内容だったら
何も問題はありませんけれどね。
病気家系だから病気になるとか、
短命家系だから短命だとか、
離婚家系だから離婚するとか...。
そんな風に思い込んでることこそが、
その通りの結果を引き寄せることになる
とも言えます。
親兄弟全員が早逝されてるという家系でも
とても長生きされてる人はいますし、
親兄弟全員が離婚していても、
幸せで愛情豊かな結婚生活を営んでる人はいます。
「〇〇だから、◇◇」の「◇◇」の部分を、
自分自身ではどう考え、行動していくか、
ということです。
友人のように、生活習慣病のある家系だというのなら、
「そういう家系だから、食生活にも気を付けて、
自分はならないようにする」
と考えればいいし、
「離婚家系だから、それを反面教師にして、
自分は暖かい家庭を築く」
と決めればいいんです。
たとえ世の中のほとんどの人や、
自分の先祖代々・身内全員が「そう」であっても、
自分の考え方や行動次第で、
最善の道を選び取ることは常に可能です。
今日もお読みくださいましてありがとうございました。