少し前まで「これが正しい」「スタンダード」
とされていたことも、
「実はそうじゃなかった」「今はこうなった」
みたいなことってよくありますね。
科学が発達して色んな研究が進んだことも、
”正しいことの定義”がどんどん変わっていく
理由の一つでしょうけど。
例えば睡眠時間もそうです。
ほんの少し前までは、
午後10時~午前2時迄が、
成長ホルモンが分泌される
「睡眠のゴールデンタイム」
と言われていて、
この時間に寝ることが健康や美容に
何よりも大切だと言われてました。
芸能人にも、
「私はこの時間帯は何が何でも寝るようにしてる」
「ゴールデンタイムに寝てるから美肌を保ってる」
と力説してる人もいましたし、
私の身近でも
「毎晩10時には眠ってないといけないから、
夜遊びには絶対誘わないで」なんて言ってた
ゴールデンタイム睡眠信者もいました。
でも最新の研究では、健康には、
「何時に寝る」のは重要ではなく
「睡眠時間やその質のほうが大切」
だということがわかってきました。
「睡眠のゴールデンタイム」は
午後10時~午前2時とは限らず、
仕事も生活習慣も異なるそれぞれの人に、
それぞれに応じた最適な睡眠タイム、
というのがあって当然です。
他にも、ちょっと前までは
卵は1日1個までにしないとイケナイとか、
コレステロール値がどうのこうのと
言われてました。
今は、鶏卵は1日2個でも食べてOKだし、
コレステロール値にも悪影響はないと
されてますね。
こんなふうに、「絶対」「ねばならぬ」
と言われてきたようなことも、
一夜あければ(?)平気で「実は違いました」
となることが少なからずあります。
ならば、そんな情報に振り回されて、
それを守るために「ねばならぬ」と
ストレスをためるのは、本末転倒です。
結局は、
何よりもまず自分の身体に訊いてみるのが
一番確かじゃないかと思うのです。
睡眠一つとってもそう。
長くても短くても、どんな時間帯でも、
自分の身体が求めているタイミングで眠るのが
心身にとって最適な睡眠だと思います。
自分の身体が求めているものを
求めているタイミングで満たす
というスタンスが、最もストレスなく
心身の健康に良いのでは
と思った次第です。
そしてこのブログも含め、世に流布される情報など
参考程度に聞き流しておくのが、
実は一番賢明なことかもしれません(笑)。
今日もお読みくださいましてありがとうございました。