世界有数の大富豪であるビル・ゲイツさんは
大の読書家としても有名です。
1990年のシアトル・タイムズの記事なので
相当前の話ではありますが、ご本人が
「ほぼ毎晩、寝る前に1時間読書をする。
読書は眠りにつく流れの一部になってる」
と語っていたこともありました。
多分、今現在も相当たくさん本を読んでるだろうことは、
毎年夏冬にご自身のブログ『ゲイツ・ノート』で紹介される
『お勧め本』のラインナップからもうかがえます。
ビジネスからSFまで、なんともバラエティ豊かな感じ。
ビル・ゲイツさんに限らず、大企業の経営者だったり
猛烈サラリーマン(←死語?)といった
忙しくて本なんて読むヒマなさそうな人ほど、
ほんのちょっとのスキマ時間を見つけては読書する
"本の虫”であることも多いです。
かつて私が秘書をしていた上司たちも、
一体いつそんな時間があるのかと驚くくらい
その時々のベストセラー本を含めて
数多くの本を読んでいました。
もちろん、様々な知識を得るために
あえて睡眠時間を削ってでも読書する
という部分はあるかと思いますが。
ところで、イギリスの大学が行った研究によると、
ビル・ゲイツがやっているような寝る前の読書には
・ストレスが軽減される
・EQ(心の知能指数)が高まる
・集中力が高まる
といった効果があるとされています。
また、ベッドマットレスのレビューサイトが行った調査では、
寝る前に読書をした人は、しなかった人より
寝つきが良く、
平均1時間半ほど睡眠時間が長かった
そうですよ。
参照サイト:Bill Gates Always Reads Before Bed. Science Suggests You Should Too | Inc.com
確かにワタシ的にも、スマホやタブレットを眺めてるよりも
本を読んでるほうが眠気をもよおしやすく、
また熟睡も出来ているような気もします。
科学的にも、ストレスが減って
より良い睡眠がとれると分かっているのですから、
今日から毎晩寝る前の読書を習慣にすべしですね。
ちなみにビル・ゲイツさんは、今年も
『この夏おすすめの5冊』
として、以下の本を紹介されています。
「1.」の『The Choice』以外は、
全て日本語翻訳版が出ています。
わたしはとりあえず「3.」の
『ディズニーCEOが実践する10の原則』
を読みました。
ベタっと説明すると、
19歳でABCテレビの雑務から始めて昇進を続け、
41歳でそのテレビ局の社長になり、
やがてディズニーのCEOにまでなったアイガーさんのお話
です。
ゲイツさんは、
「ここ数年で読んだビジネス書の中で最高の1冊。」
と評されています。
確かにビジネス書としても優れているのは当然のこと、
単なる一人の青年の物語としても
かなり興味深い内容でした。
連休中やお盆休みに読むのにも、良さそうです。
◇ビル・ゲイツ氏の「この夏おすすめの5冊」
1. 『The Choice: Embrace The Possible(未邦訳)』
エディス・エバ・エガー著
2. 『クラウド・アトラス』
デイヴィッド・ミッチェル著
3. 『ディズニーCEOが実践する10の原則』
ロバート・アイガー著
4. 『グレート・インフルエンザ』
ジョン・バリー著
5. 『絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか』
アビジット・バナジー、エステル・デュフロ著
今日もお読みくださいましてありがとうございました。