人の意識は、フォーカスしたものが拡大します。
ソレを意識し続ける限り、
ソレが自分の人生に現れ続けます。
ソレが楽しいことや幸せなことなど
ポジティブな内容のものなら何ら問題はないでしょう。
でも例えば、病気についてなど、
トラブルにばかり意識を向け続けてしまうと、
そのことがいつまでも
長引いたりすることがあります。
例えば同じ病名がついた人たちがいて、
ある人は、一日中病気のことばかりクヨクヨ気にしている。
別のある人は、治療をしながらも
ほとんど病気は気にしないような日常を送っている。
そんな場合、後者の方が治りが早かったり、
症状が軽減されることが、現実にあります。
病気は病気として、身体は医師の治療を受けていても、
だからといって気持ちまで、意識まで、
病む必要はないのです。
逆に、まったくの健康体なのに、
「ココが悪くなりそう」
「わたし〇〇(病名)になるかもしれへン」
と、しょっちゅう言ってた人がいました。
何年後かに会った時にその人は、
言っていた通りの箇所が
言っていた通りの病気になっていました(実話です)。
意識の使い方には、十分注意をする必要があります。
健康でいたいなら、『健康』ということを意識することです。
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余談ですが、「何に意識を向けるか」について考えるとき、
私がよく思い出すのが建築家の安藤忠雄さんです。
安藤さんの設計された建物よりも、
そのユニークな人柄が魅力的で大ファンなのです。
これまでに何度も大病をされて
臓器を6つも摘出された御身体だそうですが、
「病気は病気やけど、だからって寝てるヒマないんですわ」
と、インタビューで答えられてました。
たしか、設計図を見るときに老眼鏡もかけてなくて、
それも密着取材で尋ねられたときに、
「老眼やと思ったら細かい物が見えにくくなるから、
思わないようにしてる」
などと、やっぱり”規格外”なお返事。
建築界の大きな賞を受賞されたときに、貰ったトロフィーを
「要らんからわざと新幹線の中に置いてきた」と言ってたり、
どこまでホントかウソかわからないところもありますけど
とにかく面白い方です。
いつも、「どうなりたいか」「どうしたいか」
だけを考えているようなところは
”意識の使い方の達人”という感じで、
お手本としたい生き方・考え方だと思うのです。
今日もお読みくださいましてありがとうございました。