週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

ボキャブラリーが増えると、世界が広がる。

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『言葉は身の文』-----  ふだん使っている言葉が、その人の人間性や品位を表すという意味。

たまたま見たドラマが面白くて、ファンになった女優さんがいました。役柄にふさわしく、見るからにキリっとカッコよくて、颯爽とした40代の女性です。でもある時、彼女が旅番組のようなものに出て喋っている様子を見て、ちょっとイメージが違ってがっかりしたということがありました。役柄を本人に投影して、私が勝手に抱いていたイメージなので、ガッカリしたとは失礼な話ですが。

役を離れた素の彼女は、見た目は相変わらず素敵なのに、なんだか子供っぽくて幼稚な印象を受けたのです。どうしてそんな印象を持ったのかと考えたら、彼女の喋り方・言葉遣いが原因でした。海外を旅する番組だったので様々な場所を訪れていたのですが、ほぼ「きれいー」「すごいー」「おいしいー」「ヤバい」だけで終始して、なんともボキャブラリーが貧困なのでした。その時思ったのは、女優や俳優は”普段”をあまり見ないほうが良いなということと、言葉遣いやボキャブラリーの豊富さは、やっぱり相当大切なんだということです。

          ボキャブラリーが増えると、世界が広がる。

◆言葉はそれを発する人そのもの

ボキャブラリー(語彙)は大人になったからといって、勝手に増えるものではありません。いいトシしていても、「ヤバい」「すごい」「なるほど」ばかり使う人もいれば、将棋の藤井聡太棋士みたいに、中学生当時でも「望外(ぼうがい)の結果」「僥倖(ぎょうこう)としか言いようがない」などと、難しい言葉を正確に使いこなして思いを表現できる人もいます。

豊かな語彙力や、難解な言葉も正しく扱えている様子は、その人の知性の高さや教養の深さ、博識ぶりを感じます

なにも難しい言葉を使うことが素晴らしいというのではありませんが、使う言葉のレパートリーが少なかったり、ありきたりな表現でしか物事を語れないと、なんとなくパッとしない、イマイチな人という印象です。

反対に、語彙力が豊かだと、それだけで一目置かれるということもあるのです。私は企業で長く秘書として働いていましたが、取引先などから送られてくるビジネス上の御礼状などは、定型文化された読む値打ちもない(!)ものがほとんどです。でも中には、お定まりの文章ではなく、語彙力豊かなエスプリの効いたものもあって、そういう時は「送り主(先方の秘書)はきっとデキる人に違いない」という印象を抱いたものです。

 

より多くのボキャブラリーを身につけることは、手持ちの絵の具が増えるようなもの、とも言われます。12色の絵の具で描かれた絵と、200色で描かれた絵では、200色で描いた方が色彩豊かで美しいように、12個の語彙だった人が200個の語彙を身に着けたら、友人との会話でもビジネスの商談においても、豊かな表現力で相手を魅了できる可能性が広がるのです。

          ボキャブラリーが増えると、世界が広がる。

ボキャブラリーを増やす

語彙力アップのために最も手っ取り早い方法は、文章を読むことです。藤井聡太棋士が、年齢に比しても難しい言葉や表現を身につけたのは、幼いころからの読書のたまものと言われていますが、本だけでなく、雑誌や新聞・インターネットの記事などの文章を大量に読むことで語彙力が鍛えられます。そして、読んでインプットした言葉は、会話でも文書でも意識してアウトプットすることです。せっかくインプットしたものは、実際に使うことによってこそ理解が深まり、”実力”として身についていくのです。

 

ボキャブラリーが増えると、人生が豊かになる

語彙が豊富になると、理解できる世界が広がります。知らなかった世界が見えるようになるとも言えます。また、たくさんの文章を読むことで、様々な知識や考え方が身につき、教養も深まって、つまりは人生が豊かになるというわけですね。

 

今日も最後までお読みくださいましてありがとうございました。

 

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