週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

声に品性、言葉に知性、汚い言葉は耳汚し。

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「声に品性、言葉に知性」「教養は声に出る」という言葉があります。

個人的には、勤務先のオフィスで甲高いキンキン声で電話応対してる女性や、
いいトシしてるのに流行りの若者言葉や略語を多用してる人に遭遇するたび、
これらの言葉が思い浮かびます。

あるいは街中で、言うことをきかない子供相手に
耳をつんざくようなヒステリックな声を張り上げてる母親とか、
地方局の番組で、レポーターの若い女性がキーキー声で
グルメレポートをしてるのを見たときにも…。
(※テレビはほぼ見ないので、最近の状況は知りませんが)

 

          声に品性言葉に知性

 

一説では、人前で甲高い声で喋るのは、
日本人女性独特のものだといいます。

本来、高い声というのは子供の声ということ。

身体の小さい子供(弱い者)は甲高く可愛らしい声を出して喋るので、
大人(強い者)はその声を出す者を保護しようとします。

日本人女性が大人になっても甲高い声を出して喋るのは、
いつまでも若く(幼く)見られて守られたいという
甘えや保護を求めているからだということなのです。

そう言われてみると、日本人女性に比べて、
欧米の女性は大人っぽく成熟していて
自信たっぷりな印象が強いのは、
低めのセクシーな感じの声で話すせいもあるのかもしれません。

まあ一概に、「日本人」「欧米人」とひっくるめるのは失礼な話ですが。

 

          声に品性言葉に知性

 

私は新卒で入社した会社で、
配属先の上司となった女性部長からまず最初に言われたのが
「低い声で話しなさい。特に電話に出る時は」
という言葉でした。

声や喋り方なんて仕事には直接関係ないことのようですが、
生きる姿勢に通じる教えだったのかなぁと
今でも忘れられないフレーズです。

 

そして私自身、仕事の上で人の採用に立ち会う場面では、
候補者の経歴や見た目以上に、面接での話し方や声に注目しています。

就職を有利にするために美容整形することも珍しくない時代ですが、
見た目は短期間で手軽に取りつくろえても
頭の中身(知性)そのものが出る声や喋り方は
そうそう簡単に変えられません

 

「口さえ開かなければ最高なのに」という言葉もあるように
ビジュアルが良くても喋ってびっくりということはよくあります。

話す時間が長くなればなるほど、本性が露呈してきて、
教養も知性も品性もすべてが丸見えになるものです。

 

          声に品性言葉に知性

 

アメリカのシカゴ大学で行われた研究によると、
就職面接の際に候補者の知性を判断する基準としては
見た目よりも声が重要な要素であることがわかった
と報告されています。

People Judge Your Intelligence Based on the Tone of Your Voice and How Fast You Speak

初対面の相手に良い印象を与える話し方には
3つの秘訣があり、それは

1. 低い声で喋り、抑揚に気をつける

2. つなぎ言葉は使わない

3. 早口で喋る

というもの。 

 

1つ目の「低い声で喋り、抑揚に気を付ける」というのは、
先ほどから書いてる通り。

高い声は、子供っぽく幼稚なイメージを与えます。

また、語尾を上げる喋り方のクセは、
神経質で知性が低いと思われがちです。

低めの声で話すことで、信頼感を与え
成熟して落ち着いた印象になります。

 

2つ目は「つなぎ言葉は使わない」。

「え~っと」「あの~」といった言葉が多いと、
自信も能力も欠いている印象を与えてしまいます。

つい口に出してしまいがちですが、
つなぎ言葉を言うくらいなら
黙っているほうがずっと良いということです。

 

最後は「早口で喋る」ということ。

相手が聴き取れないほどの早口は当然NGですが、
1分間に約150ワード程度のスピードで話すのが理想なのだそう。

オーディオブックでナレーターが朗読しているスピードが、
これくらいの速さであるとのことです。

この1分間に150ワードというのは英語でのことなので、
日本語ならば1分間に300文字程度と考えれば良いと思います。

この「1分300文字」は、NHKのアナウンサーが
ニュースを読むときの速さで、
聞いている相手に一番伝わりやすい理想の速さとされています。

 

ラジオのFM放送を聴いていると、
しっとりした声で素敵な話し方をされる女性DJが
たくさんおられます。

素晴らしい手書き文字と同じで、声だけで
「きっと美女に違いない」と妄想されるような、
チャーミングな話し方ができる女性を目指したいものです。

 

今回も最後までお読みくださって、ありがとうございました。

 

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