週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

香りの力で睡眠改善。ダイエットに便秘解消も。

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今年は暖冬の影響で、例年より色々な花の開花が早まっているようですね。夜、住宅街を歩いていると、どこかの庭に咲く梅や沈丁花の良い香りがフワッと漂ってくることがあります。たまにイライラっとしながら歩いていても、良い香りを嗅いだだけで、本当に瞬時に力が抜けるというか、ポッと灯りがともったかのように、心が「快」の状態になりますよね。

近年では研究が進んできて、香りには疲労の抑制や空気浄化などの効果、認知機能の改善も期待できるということが、科学的に解き明かされてきています。香りは心と体の両方に作用します。美味しそうな匂いは消化液の分泌を促すので食欲がわいてきますし、逆に悪臭は頭痛や吐き気すら催して、活動意欲が削がれます。嗅覚で感じた香りは、脳にダイレクトな刺激となるため、精神面だけでなく、生理的にも身体の機能にも影響を与えます。

          香りで快眠&ダイエット

鼻をつまんで匂いがわからない状態でリンゴを食べると、生のジャガイモのような味になるそうです。同じように、鼻をつまみアイマスクで目隠しもして、オレンジジュースとリンゴジュースを飲み比べたら、どちらがどちらなのか違いがわからなくなるとか。

香りの魔法を上手に使っているのは、例えば、お祭りで見かける露店などで売られているかき氷。イチゴやレモン、メロンなどカラフルな色とフレーバーがラインアップされていますが、実は全部同じ味なのだそうです。ベースとなるシロップに、それぞれイチゴやレモンのような香りと色を添加すると、イチゴシロップやレモンシロップとなるのだそうです。ちょっと騙された気分ですが、要するに、人間が感じている味というものは、香りと色にとても影響を受けているということですね。

私はチョコレートが大好きで、中でも特にストロベリーチョコに目がありません。ピンクの色と、とっても人工的なイチゴの香り。香料によるものだとわかっていても、喜々として反応してしまいます。でも、もしあの香りがなかったら? 鼻をつまんで食べてみたら、どんな風に感じるのか。一度試してみたいと思います。 

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香りは、味覚に強い影響を与えるだけでなく、疲労回復やストレスの緩和、集中力アップ、入眠導入や睡眠改善、痩身効果などなど、様々な良い効果が期待できます。先に書いた花の香りもそうですが、良い香りをかぐことで、瞬時にホッと肩の力が抜け、ストレスが緩和され、精神的にリラックスできることが実験でも確認されています。その効果を利用して、寝つきを良くしたり睡眠の質を改善する研究も進められています。

眠りに関して効果があると言われているのは、シダーウッドサンダルウッド(白檀)などのウッディ(woody:木のような)な香り。シダーウッドに含まれるセドロールという成分には、呼吸数や心拍数をゆっくりとさせ、脳波のα波を増加する効果があるそうです。シダーウッドもサンダルウッドも、落ち着いた静けさを感じる香りです。お寺や仏間といったものを連想させて、日本人には馴染みが深い印象ですね。これらの精油をほんの1、2滴、ティッシュやハンカチに染み込ませたものを寝室に置いておくだけで、快眠へと導くアロマテラピー効果が期待できます。

面白いところでは、同じウッディ系の香りのパチュリーというシソ科の植物があります。パチュリー精油には排便を促進させる効果があると言われていて、この精油を使った芳香剤を枕元において寝ると、便秘症の人でも翌日に便意を催したり、便通が改善したという報告例があるそうです。『本屋さんにいるとトイレに行きたくなる』という話をよく聞きますが、本のインクの香りと同じようなリラックス効果が、パチュリー精油にはあるのかもしれません。

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ただ、個人的な感想ですが、パチュリーは割と主張が強いというのか、エキゾチックな土っぽい香りの精油です。便秘解消効果が期待できるとはいえ、なかなか個性が強いので、好き嫌いがはっきり分かれると思います。パチュリーに限らず、リラックスや質の良い睡眠効果を期待するなら、”思いっきり深呼吸して深く深く吸い込みたい”と感じるような、自分が一番好きな香りをまず第一に選択するのが良いのでは、と思います。『匂いは本能』的なものなので、いくら効能があると言われても、好きになれない香りは逆にストレスにもなりかねませんよね。 

そういう意味で、万人受けするというか、嫌いな人はほぼいないのではと思われるのがシトラス系の香りです。中でもグレープフルーツは、ちょっと苦みのある爽やかさで人気ですね。そのグレープフルーツの香りには、体温を上昇させ、エネルギー消費や脂肪分解を促進し、そして食欲を抑える効果があると言われています。香りを嗅ぐことで、代謝が良くなり脂肪分解を促し、摂食量が抑えられるので、結果的に体重が減ることが狙えるわけです。ちなみに、キンモクセイの香りも、オーキシンというホルモン物質の分泌を促進し、食欲を抑える効果があると言われています。芳しい花の香りで満腹感を感じ、摂食量を抑えることができるのだそうです。 

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『春眠暁を覚えず』な季節ですが、良質な睡眠をとれれば、朝はスッキリと目覚められるハズ。好きな香りの助けを借りて、小さな子供のような深くて質の良い眠りを目指しましょう。 そして爽快な気分で目覚めた後は、フレッシュなフルーツそのもののようなジョー マローン ロンドン グレープフルーツ コロン 30mlの香りをまとって、薄着の季節に備えてエクササイズ!、できると理想的ですね。

今日もありがとうございました。

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