週末職人

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夢を叶える「断言法」の実験開始

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Dilbertディルバート」という漫画をご存じでしょうか? 名前を知らなくても、絵に見覚えがあるという人は少なくないかもしれません。 コンピュータ・エンジニアであるDilbertと飼い犬Dogbertを主人公に、まぬけな同僚やわからず屋の上司など馬鹿げたビジネス社会の現実を描いた、いかにもアメリカらしいタッチの可愛らしい漫画作品です。   

 

dilbert.com

 

そのDilbertの作者であるスコット・アダムスさんが書かれた「ディルバートの未来予測―21世紀における愚の繁栄」という本があります。出版されたのは今から20年以上も前の1998年。「21世紀を生き延びる65の予言と秘伝の成功法を解き明かす」ということで、内容的にはスコットさん自身が気まぐれに21世紀について予言をし、それらしい理由を述べているというものですが、そこに紹介されている「Affirmationアファメーション」という秘伝の成功法がなかなか興味深いものなのです。

ちょっと検索すると、日本では「断言法」として、とっくの昔から願望実現業界(?)では有名で、そして「最も(願望実現)効果があった」と報告する人たちが多い、パワフルな方法でもあるようです。

パワフルだけれど、そのやり方は極めてシンプルです。

     1. 視覚化できる特定の目標を定める。
     2. 一日一回、それを次の形式で15回続けて書き留める。
     「私、〇〇(自分の名前)は、◇◇を得る/する/果たす」

これだけ。

 

「視覚化できる」とは、具体的な目標のことです。「私は愛される」というような漠然としたものではなくて、「私は宇宙飛行士になる」「私はモナコに住む」など。スコットさんの場合は、「I Scott Adams will become a syndicated cartoonist. 私スコット・アダムスは、売れっ子漫画家となる)」と書き続けた結果、今のように世界中でその名を知られる著名人となったわけです。(※syndicated cartoonistの直訳は、”多数の新聞社に同時配給される漫画家”)

 

          夢を叶える「断言法」の実験開始

 

この方法のユニークな点は、

 ・一日15回書くとあるが、じつは別に何回でも良い。
 ・毎日書かなくても良い。一週間書くのを忘れたとしてもOK
 ・手書きに限らない。スマホやパソコンにタイプでも構わない。
 ・複数の目標を設定して良い
 ・書いた紙は捨ててもかまわない

といった感じに、とてもユルいこと

 

スコットさんによると、「こうしたことが問題になるほど、この方法が脆いものだとは思えない」とか。また「車の運転に信心は要らないのと同じで、断言法を信じなければ効果が現れないとは思わない。ひどくナンセンスだと思いながら断言を書いても同じ効果が得られるだろうと確信している。好きなだけ懐疑心を抱いて構わない。」とも言い切ってるところに断言法に対する絶大な自信と信頼感がうかがえて、個人的にはこの方法にとても惹かれます。

「猜疑心を抱いて」「ナンセンスだと思いながら」書いても同じ効果が得られるとしているので、いわゆる引き寄せでよく言われているところの「ワクワクを感じ」なくても構わない、というところも面白い点です。

 

          夢を叶える「断言法」の実験開始

 

書き続ける期間、結果が出るまでの期間の目安は半年くらいで、「6か月間続けても変化がなければ、効果無しとみなして止めている」そうです。断言を書いた紙は捨てても構わないとのことですが、スコットさん自身は浴室の鏡や冷蔵庫、パソコンなど、よく自分の目につく場所に貼っていたそうです。確かに、自分の目標が頻繁に目に入ってくる方が、効果アップしそうな気がします。

 

断言法を書く時には、
 ・可能性を限定しない
 ・期日を決めない
 ・「~になる」と書く
というのがポイントです。

 

例えばお金が欲しいなら「宝くじが当たる」などと特定の可能性に限定しないほうが良く、「今月末までに~」と期日を限定せずに少し幅を持たせたほうがよりベターだということです。また、「売れっ子芸人になりたい」ではなく「売れっ子芸人になる」と書くと良いそうです。

 

          夢を叶える「断言法」の実験開始

 

ちなみにスコットさん自身はこの方法を、知人から教えてもらったのだとか。当初は疑いを持ったようですが、教えてくれた人がMENSA(全人口のうち上位2%のIQの人だけが入れる国際機関)のメンバーだったことと、「やるのにお金はかからない」ということで試してみる気になったそう。

そして、どうせやるなら特別に努力するだけでは実現できないと分かっていることを書いてみようと、「株で儲ける」という断言を書いたのだとか。詳細は省きますが、たまたま開いた新聞で見かけた会社名が気になって、その会社の株を買った結果、株価がそこから1週間ほどで10%ほど上昇し、100ドルの利益を手にしたそうです。

他にも、高値の花と思っていた女性と親しくなったり、GMATで目標通りのスコアを取ったりと、どんどん目標を叶えることが出来たといいます。

 

          夢を叶える「断言法」の実験開始

 

努力もスキルも必要ないような目標を達成できるなんて、魔法じゃあるまいしと不思議なような気もしますが、要するに、断言法を繰り返し行うことで目標や夢が潜在意識に刷り込まれるので、日常の中でそれに関連する事柄(チャンスやきっかけ)に、気づきやすくなるということでしょうか。

 

スコットさんは言っています。

「もし、あなたの友人全員が、『耳の穴に指を突っ込みながらスロットマシンをやったら、毎回大儲けした!』と言ったら、あなたは試しますか? 納得できる明確な根拠がないから、試すだけムダだと思いますか?」

 

断言法は、紙とペン(またはパソコンやスマホ)さえあれば、いつでもどこでもすぐできる方法です。

半信半疑でもOKとのことなので、私もたった今から、理性で考えると達成できる可能性が極めて低いと思っているものも含めて、いくつかの夢と目標について断言法を試してみたいと思います。

 

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

 

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