週末職人

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脱!なんでも人に訊く人・自分で調べない人

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かなり前のことでウロ覚えですが、とあるテレビ番組で、「これからの時代は、自分で何かを知ることよりも、知識や情報を持ってる人を知ってることが必要」とかナントカ、力説してるコメンテーターがいました。

要するに、情報過多の世の中で、自分で何かを調べるのはもう際限がないし時間もかかるので、知りたい情報や知識を持ってる人に訊くのが手っ取り早い、知識や情報を持ってる人をたくさん知っておくことが大切、というようなことを言ってたのです。

同席していたその他出演者は、誰も同意していなかったような印象でしたが、これって「わからないことは、自分で調べるよりも人に訊け」ってことですよね? 本気でそんなことを考えているのなら、かなりビックリなんですけど…。

情報過多

<なんでも人に訊く人・自分で調べない人>

私の知人にも一人、とても質問好きな人がいます。どんなことを訊いてくるかというと、

「絶対日焼けしない効果抜群の日焼け止めクリームの名前教えて」

「英語で『よろしくお願いします』ってなんていうの」

「神戸でヴィーガンフードが食べられるお店教えて」

「外国人観光客にお薦めの、安くて軽くてかさばらなくて、見たら京都を思い出せるお土産って何? その理由も教えて」

「個室で10人が椅子に座って日本料理食べられるお店教えて。予算は五千円」etc.

といった感じ。

それを平日の昼日中、仕事中にメールで尋ねてくるのです。時には「緊急!」などとビックリマーク付きのタイトルもあったり。なぜかというと、質問している当人も勤務先のオフィスにいて、仕事上ですぐにその情報が欲しいから。「緊急!」なんてタイトルにつけてメールを送っても、私がメールに気づかず読まないという可能性もあるのに、です。

急ぎで今すぐにも知りたい情報があるなら、どう考えてもまずはインターネットで検索しますよね、ふつう。会社にいれば尚のこと、目の前にパソコンがあるでしょうし。

「日焼け止めクリーム」の情報も、なんで私がそんなものを持っていると思うのか? ちょっとググれば、詳しく丁寧にランキング形式なんかで化粧品を紹介してくれてるサイトがいっぱいあるのに。

Googleでちょっと検索したら簡単に分かるような事柄を、わざわざ誰かに訊く人の気持ちが私は全く理解できません。なぜなら私は人に教えてと訊く前に、自分でインターネットや本で調べて答えを見つけてきたし、そのほうがずっと早いから。 

なんでも人に訊く人・自分で調べない人

 <なぜ、なんでも人に訊くのか>

自分で調べない人には、こんな心理があるそうです。 

  ✔自分で調べるより訊いたほうが早いと思っている

  ✔人の気持ちに鈍感

  ✔コミュニケーションを取りたい

  ✔さほど重要じゃない(⇐質問の内容が本人にとっても) 

どんな心理があるにせよ、安易に何でも人に訊いて済ませようとするのは、ある意味迷惑行為です。

 

<なぜ、すぐに人に訊くのがダメなのか>

一つには、人に訊くことで自分で調べたり考えることを止めてしまう、つまり思考停止状態になってるから。

自分の頭で考えず、教えてもらうという受け身一方の姿勢では、脳に記憶が定着しにくくなります。
何でも人に訊く「尋ねグセ」のある人が、以前にも訊いたことのある同じ質問を繰り返してしまう、といったことは有りがちですが、そういう理由によるもの。

 

また、質問をすることによって相手の時間を奪うことになるから、というのもダメな理由の一つです。

質問を受けた人が、簡単に一言で返せるような内容ならばまだしも、返した答えに対して更にまた質問を被せるようなこともしがちなのが、この「なんでもヒトに訊いて」「自分で調べない」人のパターンです。

全ての人にとって時間は有限です。つまらない質問で相手の時間を奪うということは、大げさなようですが、相手の残りの寿命を無駄に奪っていることに等しいのです。

 

さらにダメな理由として、人からなめられる、ということが言えます。

自分で考えたり調べることもせず、人に質問ばかりしている人がいたら、傍から見ててどう思いますか?「馬鹿じゃないの」ってちょっと思ったりしますよね。

人に訊くばかりじゃ少なくともリスペクトはされませんし、ひいては見下されるモトだということです。


<では、どうすれば良いのでしょうか>

答えはシンプルです。

①自分で調べる

パソコンやスマホがあれば、わざわざ人に聞くよりはるかに速くて簡単です。パソコンやスマホがないなら、図書館や書店に行って本で調べてみてください。

②自分で考える

調べてわかったことや、これまで生きてきた知識や情報をもとにして、自分で答えを考える。それでもわからなかったら⇒

③人に訊く

自分で調べて考えて、それでもまださらに必要ならば、ここで初めて人に訊いてみましょう。

何でも簡単に人に訊くなと言われても、いくら調べても考えてもどうしてもわからないことはあります。そこまで自分で努力してもわからないのであれば、「くだらない・どうでもいい質問」ではないはずです。

自分ではここまでやってみたけれど、どうしてもわからないので、と伝えて質問すれば、訊かれた相手もきっと親身になって教えてくれます。 

脱!なんでも人に訊く人

 <脱!なんでも人に訊く人>

不用意に何でも人に訊いて済ませようとするのは、他人の時間を無意識に奪う「時間泥棒」であると認識しましょう。わからないことは、まずは自分で調べてみるのが、一番簡単で手っ取り早い解決方法であることが多いのですから。

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