週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

あたる占い。あたらない占い。

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重度の占い依存症の知人がいます。
社会人になってから知り合った年上の女性ですが、
とにかくことあるごとに
「10代の頃からの行きつけの占い師」に
相談するのだそうです。

受験する大学。
入社する会社。
恋愛について。
結婚相手。
転職、その他諸々…。

親兄弟や友達にも相談できないことも、
その占い師には何でも話してきたし、
これからもそうするだろう、とのことでした。

そこまで信頼できるとは、占い師というより
もはやカウンセラーじゃないかと思うのですが、
彼女によりますと
「(その占い師の言うことは)必ず当たる」
のだそうです。

何がどう当たったのかも教えてくれました。
でも話を聞いているうちに、一つの考えに至りました。
当たると思ってるから、当たるんだ」と。

あたる占い。あたらない占い。

『よく当たる占い師』と言われる人物に占ってもらう時、
そのウワサを信じて、つまり、当たることを期待して
人は占いに行くわけです。
仲良しの友達なんかが「あの人すごく当たるよ~」
なんて言おうものなら、
「よく当たるんだ」という意識が更に高まります。

そして占ってもらった結果は?
その占い師の言うことは「当たる」と思ってるので、
「当たる」ことに意識が向いて、
その結果、「当たる」ことになるのです。

つまり、「こうなりますよ」と言われたことを信じることで、
自分の意識が「こうなる」ことにフォーカスし、
それが実現することになる
ということです。

「こうなる」と言われても自分がそれを信じなかったら、
それが現実となる可能性は限りなく低くなるでしょう。

大抵の場合は、良いことを言われても悪いことを言われても、
人の気持ちは時間がたつとともに変化していきますし、
言われたことも忘れます。

でも、良いことを言われて、
「未来はそうなるんだ」
「絶対そうなりたい」と、
期待とともにずっとそれを意識し続け、
現実のものとするべく行動を続けたら、
まず間違いなく叶うでしょう。

その逆もしかり。
悪いことを言われて、
「それが起こったらどうしよう」
「そうなるかもしれない」と
ネガティブな考えや恐れにいつまでも捉われ続けたら、
やっぱりそれが現実のものとなってしまう可能性も高まります。

人が意識を向け続けたこと、
思考し続けたことが、
人生に現れるのです。

あたる占い。あたらない占い。

ところで、わたし自身は、
雑誌やウェブの占い欄を見るのは昔も今も好きですが、
実際に占い師という人に占ってもらうのは、
10年程前を最後に、人生でも3度だけ。

その3度の経験がどれも「いい加減やなぁ…」と
ガッカリするものばかりでしたので、
ますます占いというものを信じることはなくなりました。

 

1度目は、友人の付き添いで行った先で、多分ヒマだった占い師に
「あなたもみてあげるわ」と半ば強制的に誘われて見てもらった時。

2度目は、当時のボーイフレンドの、また付き添い。
1度目に見てもらった占い師の話をしたら、
彼が自分もその人に占ってもらいたいと言い出したのです。

そして、彼を占った後に占い師がまた
「あなたもどう?」と言いだしたので、
「先日見てもらいました」と1度目に訪れた時に書いてもらった
鑑定書のようなものを取り出して見せました。

すると、その紙を眺めながらその占い師が、
「アラ? あらあらあら??? 間違ってる?」
などとつぶやきだしたのです。

そして、何やら分厚い本を取り出して調べだし、
あら~。ごめんなさいね。ワタシ、間違って書いてるわー
と言って、その紙に書いてあった内容(私の星だとか数だとか)を
訂正し始めたのでした。。。

改めて占ったというか、
正しいとされる内容に書き換えてくれたわけですが、
もし私が2度目にこの占い師を訪ねなかったら、
もし私が1度目の鑑定書を持っておらずに見せることがなかったら、
私は間違った占い内容を、自分のこととして
すっと信じていたかもしれなかった
というわけです。

 

そして3度目。
これは「京都で一番当たると評判」だという占い師。
やっぱり友達に誘われていきました。

そこでは1人ずつ部屋に入って占ってもらいました。
部屋に入るとすぐに生年月日を訊かれ、
占い師はそれをパソコンに入力、というスタイル。

それではじき出された鑑定結果を伝えてくれたのですが、
その内容というのが、どこかの雑誌で見聞きした、
すでによく知ってるようなこと。

「転職したいんですけど、上手くいきそうでしょうか?」
と尋ねてみたら、
「アカン、やめとき。絶対失敗する」と取りつく島もない感じ。

その言われ方にカチンときて、
もうそれ以上何も話をする気になれず
早々に退室しました。

私の後で占ってもらった友人に
「なんて言われた?」と訊いてみたら、
なんとほとんど私と同じ内容。

おそらく生まれ年をベースにして鑑定していたから、
同じ年の友人と私が、同じ占い内容になったのでは
と思われました。

こんな感じで、私の3度の占い師体験は白けたものとなりました。
それ以降は、いくら誘われても占いには一度も行ってません。

あたる占い。あたらない占い。
たまたま「当たり」が悪かっただけ、とも思います。
私と占い師の方の相性も悪かったのかもしれません。

でもそれこそ、私の中では
「占いとは当てにならないもの」
だという認識が出来上がってしまってるので、
この先また何かの拍子に占ってもらうことがあったとしても
占い結果を信じるということはないと思います。

 

さて、個人的なエピソードばかりで
ダラダラと長くなってしまいましたが、
占いが当たるとか当たらないとかは、
それを信じるかどうかによるところが大きい
と言えます。
そして究極は、占い師に何を言われたところで、
物事を最終的に選択したり決定するのは自分です。

占いは、当たるとか信じるとかいうよりも、
自分自身を信じるために使う手段の一つ、
と考えてみるのも良いのではないでしょうか。

今日もお読みくださいましてありがとうございました。

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