誰かに何かを「相談」されたとき、
実はアナタの考えや意見は、求められてなかったりします。
相手はもう既に自分の中に答えがちゃんとあって、
それを後押ししてほしいだけ。
だから、あなたはその答えに至るまでの誘導を、
上手にしてあげるだけで良いのです。
例えば、「AとB。どっちを選べばいいかわからない」
と相談されたら、
相手が心の中ではどちらを選ぼうとしてるのか
確認するだけでいいんです。
その方法としては、あなたはどちらか一方を選ぶだけ。
「わたしはAのほうがいいと思うなー」と適当に、
その理由も一つ二つ言ってあげると、より親切。
すると相談者が、
「やっぱりそう思う?」と、食いついてくるか、
「え。なんで?」と、意外そうに反応するか。
この時点で、相手は「A」を選びたいのだと、わかります。
それが判明したら、あとは相手の”望み”に合うように、
話を合わせてあげればOK🙆

つい先日、わたしもそのパターンを体験しました。
知人から、
「Aという美容皮膚科に行こうと思ってるけど、どう思う?」
と電話がありました。
『べつにどうも思わないけど』と思いつつw、
「いいんじゃないですか」
と返事をしたら、
「何か情報知ってる? もっと良いところないかな?」
と訊くのです。
なのでわたしも余計なお世話なのに、
「Aってあまり良い評判聞いたことないなぁ。
Bというクリニックは、友達が気に入ってずっと通ってて。
良いのかもしれませんね」
と答えました。
すると相手は、
「Bのことも知ってるわ。でもそっちは遠いしムリ。」
となぜか不機嫌そう。
だから、
「医者とは相性もあるから、行こうと思ってたのなら
とりあえずAに行ってみたら?」
と言ったところ、
「うん、そうするわー♪」
と即座に嬉しそうな声色に変わり、電話は切れました。
「どう思う?」と、わたしに尋ねてるわりには、
「AよりBのほうが良いかも」という
わたしの意見などまったく聞き入れず。
というか、わたしのその意見は気に入らなかったのです。
彼女は最初から、「Aに行け」「Aが良い」と
言われたかったのでした。

ちなみに、逆の場合も然りです。
自分自身が悩んで、
・AかBか。
・行くか行かないか。
・するか、しないか。
・どちらを選択したらいいのかわからない。
という時など、人に話してみることで
自分が真にはどちらを選びたいのかがわかります。
人になんて相談できない、したくない、という場合は
紙に書きだすのがおすすめです。
例えば、AとBの二つの選択肢があったとして、
それぞれのメリット(デメリットも)をリストアップしてみます。
自分が心底で選びたいと思っている選択肢のほうが、
メリットをスラスラとたくさん書き出せるはずですよ。
今日も最後までお読みくださいましてありがとうございました。