A man is known by the company he keeps.
「仲間(友達)を見ればその人がわかる」
同じような意味のことわざに
「類は友を呼ぶ」というものも。
人は、自分と同じような性格や思考を持つ者同士が
仲良くなる傾向があります。
真面目な人には真面目な友達、
外交的な人は同じように社交的な性格の友人知人、
というように。
つまり、その人の交友関係を見ることで、
その人の内面や、日頃考えていることなどが
分かるわけです。
◇今の自分にちょうどいい
「自分のまわりにはロクな人がいない」
「私って人に恵まれてないわぁ」
なんて思ってるとしたら、その原因は
自分自身です。
ロクな友人がいないのは、人に恵まれないのは、
自分自身が魅力に乏しくて、
人から好ましい人物だと思われていないことに
他なりません。
「デキない部下ばかりで困る」
「使えないヤツだらけ。ちっ」
などとグチる上司ほど、
自分の能力を高める努力をしていません。
だからこそ、デキない人ばかりが
集まってくることになるのです。
人は、自分と似た人を無意識に選びます。
同じ性格同士が引き合うからです。
グチっぽい人は、グチっぽい人を
友達やパートナーに選んでしまうそうです。
アメリカの大学の研究ですが、
数十組の婚約中のカップルを調べたところ、
自己嫌悪感が強い人の約7割が、
やっぱり自己嫌悪感の強い人を
パートナーに選んでいたそうです。
自分の周囲には、
自分にちょうど釣り合う人たちが集まります。
◇選ぶだけでなく、選ばれている
自分の性格や思考が人間関係に表れるのなら、
「付き合う相手を選ぼう」
「ステキな人と友達になろう」
と、考えますよね。
ただ、交友関係では、
自分が、付き合いたい相手を選ぶのと同じように、
相手もまた、付き合う相手を選びます。
「ステキなあの人」と自分は友達になりたいと望んでも、
「ステキなあの人」が同じように思ってくれるとは限りません。
誰にでも、つきあう相手を選ぶ自由があります。
自分は「選ばれる」立場でもあるということです。
魅力的な人のまわりには、
やはり魅力的な人たちが集まります。
尊敬する人や憧れの人と知り合いたい、
交友関係を築きたいと思ったら、
その人と付き合うにふさわしい人間になれるよう
自分を磨く努力が必要です。
追伸:
冒頭の英文 ”A man is know~”には、
「人はつきあう相手(仲間・友達)によって評価される。
だから友達は慎重に選びなさい」
という意味も含まれているのでした*
今日もお読みくださいましてありがとうございました。