なりたい自分や夢・目標といった
「やりたいこと」を考えるとき、
それはホントに本当に
自分の希望なのでしょうか?
「やりたいこと」には、
もしかしたら他人やメディアに影響された
単にそう思い込んでるだけの夢も
含まれているのでは?
あるいは、自分では気づいてない、
意識していない「やりたいこと」も
まだまだあるかもしれません。
そこで、「やりたいこと」ではなく逆に、
「やりたくないこと」を考えてみてはという提案です。
やりたいことが見つからない
わからないという人でも、
やりたくないことがないという人は、
まず居ないはずです。
そして「やりたくないこと」を明確にすると、
「本当にやりたいこと」が浮かび上がってきます。
◇やりたくないことリストを書いてみる
「やりたいこと」や「なりたい自分」を見つけるために、
まずは自分が嫌なこと、苦手なことといった
「やりたくないこと」「なりたくないこと・やめたいこと」
などをリストアップします。
どんな小さなことでも、心に浮かぶままに
思う存分書き出してみます。
例えば、
✔やりたくないこと
・満員電車に乗る
・会社勤め
・残業
・庭の草むしり
✔なりたくないこと
・愚痴や悪口を言う
・意地悪をする
・人に媚びる
・見栄っ張り
✔やめたいこと
・ダラダラとネットサーフィン
・夜更かし
等々。
◇やりたくないことをしないためには
どうしたらいいか考える
やりたくないことを書き出すだけでは、
単なるストレス発散にとどまってしまいます。
「嫌なこと」をリストアップしたら次には、
「それをやらない・ならないためには
どうすればいいか?」と考えていきます。
そして、上のリストに対する「解決策(=目標)」を
肯定的な表現で書いてみます。
(ちなみに解決策が、現実的か否かはここでは問題ではありません)
✔やりたくないこと → <解決策>
・満員電車に乗る → 会社の近くに引っ越す
・会社勤め → 起業する
・残業 → 定時退社する
・庭の草むしり → 業者に依頼する
✔なりたくないこと → <解決策>
・不平不満を言う → 常に感謝の気持ちを持つ
・意地悪をする → 優しく親切
・人に媚びる → 失敗を恐れず自信を持つ
・行儀が悪い → マナー・エチケットをわきまえる
✔やめたいこと → <解決策>
・ダラダラとネットサーフィン → 時間を決めてネットを見る
・夜更かし → 早寝早起きする
こうやって書き出していくと、
自分が何をしたいのか、
どう在りたいのか、
やりたいことや、理想とする自分の姿が
わかりやすく浮かび上がってきます。
上に書いたサンプルでは数が少なすぎますが、
それでもこの人物は、
・独立して起業するかフリーランスになる
・礼儀正しく、清廉な人柄
・ケジメのある生活
が理想なのだというのが、なんとなく透けて見えます。
「嫌なことリスト」はたくさん書けば書くほど、
そこに「理想」の姿が明確に浮かび上がってきます。
物事はコインのように表裏一体です。
裏側(自分が嫌な事柄)が明らかになれば、
表側(自分の理想や目標)も自ずと見えてきます。
「やりたくないこと」から考えるというと、
ネガティブなアプローチのようにも思えますが、
「やりたいこと」から考えていた時には見えなかった
本当に自分が望んでいる姿が見えてきます。
また、「やりたくない」ことを明確にして、
まずはその中の一つでも止める(=解決する)ことができたら、
それはそれでハッピーなことではないでしょうか。
今日もお読みくださいましてありがとうございました。