「なんか、雑に扱われてる？」
なんて感じることがあったら、
その相手との付き合いは
考えたほうがいいんじゃないの？
と思います。
ハッキリ言うと、そんな人と
付き合う必要ないってこと。
相手が友達や恋人・身内という
ポジションの人であっても
仕事の関係者であっても、
「なんだかいい加減に扱われてるかも」
と思ったら、
さっさと離れるべし。
大切にしてくれない人と一緒にいると、
自尊心が損なわれます。
女友達の話です。
５年ほど前に、彼女は大学時代の
遊び仲間（Ａさん）と再会しました。
最後に会ってからもう10年以上経ってたけど、
会った瞬間に相手も
「わーなつかし～」
みたいな感じで盛り上がったそう。
Ａさんは父親の跡を継いで社長になっていて、
久しぶりに会った彼女にも気前よく
「ウチの商品を送るから住所教えて」と言って、
後日本当に、大量の贈り物（商品）を
届けてくれたそうです。
彼女は当然とても嬉しくて、
早々にメールと手紙の両方で
お礼のメッセージを送りました。
それに対しては、Ａさんからは無反応。
彼女は、「忙しいだろうし、別にいいわ」
と思ったそうです。
そして、頂いた品物のお返しの意味も込めて、
Ａさんの誕生日にプレゼントを
会社宛てに送りました。（お家の住所を知らなかったから）
ところがそれに対しても、
受け取ったとも何の返事もなし。
だけど彼女はまだそこでも、
べつに構わないと思ったのだとか。
するとその年の暮れにまた、
どっさりとＡさんの会社から
贈り物（商品）が届いたのだそうです。
彼女はまたすぐに、お礼状を送りました。
でもそれにもＡさんは、
やっぱり何の音沙汰もなし。
翌年も、その翌年も、
「同じパターン」のやり取りが続いたそうです。
つまり、
✔ Ａさんから会社の品物が届く
→お礼状を出す
→Ａさん無反応
→Ａさんの誕生日にギフト贈る
→Ａさん無反応
というパターンが数年間。
そこまで繰り返して友人は、
やっと気づいたそうです。
Ａさんから送られてくる贈り物って、
会社が取引先に送っている
お中元・お歳暮の類だ、って。
多分、秘書あたりが機械的に手配して、
儀礼的に送ってる何十件もの送付先の一つに
入れられてるだけなんじゃないの？と。
だから、こちらがいくら
お礼状やお礼の品を返しても、
先方にも儀礼的なものとして
スルーされてるんじゃないかな、
と考えたみたいです。
彼女がそれで納得してるなら、
それはそれでＯＫです。
だけど私個人の感覚としては、そのＡさんって
ものすごく失礼な人だと思うし、
彼女を見下してるとも思うのです。
たとえ『中元・歳暮』へのお礼状は
受け取るだけでスルーしたとしても、
少なくとも自分の誕生日などに
彼女から送られてきた贈り物には、
何らかの返事をするのが礼儀でしょう。
メールでちょっとひと言、
「ありがとう」と送れば済むことなのに。
それすらしないって、
相手をナメきってるからに他なりません。
そして友人によると、去年から突然、
何も贈られてこなくなったそうです。
３年間も、夏冬には必ず「いただく」
ことが続いてたので、当たり前のように
去年もあるはずだと思い込んでたら何も無く、
Ａさんからも、特に何の連絡もないのだとか。
多分Ａさん的には、３年間送ってあげたし、
特に繋がっておきたい相手でもないから
「もういいか」と送るのをやめたのだと
私は勝手に想像してマス。
いつもの「独断と偏見」に満ち満ちた
すごくイジワルな見方かもしれませんが、
それが現実でしょう。
久しぶりに会った古い友達にも鷹揚に、
自分ンちの商品を贈ってあげる
というところまでは、Ａさんも良かった。
でも、それ以降はとてもじゃないけど
『友人関係』だなんて到底言えない、
ザツな扱いだと思います。
モノは贈っても、
そこに真心なんてカケラもない感じ。
「もう何も送られてこないから、
私も余計な出費（誕生日プレゼント）が
無くなって良かったわ」
なんて彼女は言ってますが、
何か寂しさだったり、何か傷つく部分は
あったかと思います。
人は、自分を真に大切にしてくれる人とだけ
関わるのが幸せだし、
ぜひそうするべきだと思います。
特に、友人や恋人といった人間関係に、
ガマンは無用です。
「なんかちょっと違う感じ」
「微妙に合わないな」
と感じてるのに、
自分を抑えて相手に合わせるというのは
限りなく理不尽。
人と人との関係は対等で、
どちらが上も下もないし、
もしそんなふうに思わせられるなら、
その関係は不健全です。
自分が大切にしているのと同じように、
相手も自分を大切にしてくれる。
そういう人と出会えたら、
その人を一生懸命大事にして
関係を深めていけばいいだけで、
自分をみじめに感じさせたり
寂しい気分にさせる相手になど、
関ずりあうのはひたすら人生のムダ遣いです。
なんて思った、初秋の昼下がりでした（笑）。
今日もお読みくださいましてありがとうございました。
