会社に勤めていたころは、
ちょっとした睡眠障害というのか
ある時からなかなか寝付けなくなって、
導眠剤を服用していました。
「明日も早起きしないといけないから
早く眠らなければ」
と思えば思うほど目が冴えて、
『丑三つ時』を過ぎても眠れない。
そんな状態が何週間も続いたので、
かかりつけの内科で
処方してもらったものです。
大体眠りが訪れないのは、
日曜日の夜が一番ヒドい感じでした。
金曜や土曜の夜は薬なんて飲まなくても、
あっという間に眠りに落ちるのに。
当時の同僚の中には、
日曜の夜になると必ず熱が上がる
という人もいました。
何の症状もないのに微熱が出るのだそうです。
でも翌朝になると、平熱に戻ってるそう。
私もその人も、べつに仕事や会社が
キライだったわけでもないのに
なぜ眠れなくなったり熱がでるのか？？
「きっと深層心理では
会社に行くのがイヤなのかもね」
なんて言い合ってましたが、
冗談抜きで、多分本当に
そのせいなのだと思います。
３年ほど前に欧米で５千人を対象に行われた
『睡眠に関する調査』でも、
「睡眠の質がサイアクなのは日曜日」
と答えた人が46％にのぼったそうです。
不眠症の専門家は、
「週末はスケジュールが狂いやすくなるから」
と分析してたようですが、
スケジュールが狂うことよりも
「また明日から仕事」だと思うと
心が乱れるからじゃないの？
と思います（笑）。
ちなみにその調査によれば、
一番よく眠れるのは木曜日の夜なのだそうです。
「あと１日頑張れば休日がやってくるー」
と思えるから、
気持ちがリラックスできるのでしょう。
ところで導眠剤ですが、
最初は少量でもちゃんと効いていたのに、
続けて服用するうちに
徐々に効かなくなってきて
どんどん服用量が増えていきました。
私が飲んでたのは日～木の夜だけでしたけど、
それでも結局、会社を辞めるまでの３年弱、
毎晩服用してました。
そして会社を辞めた途端に、
ベッドに入れば「イチ、ニの、グ～」
って感じで薬なしでも眠れるようになったので、
やっぱりどう考えても
『心因性』の睡眠障害でした。
今日もお読みくださいましてありがとうございました。
