週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

誰にも何にも執着しないと、生きるのはかなりラクになる

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

 

今回は、つい最近知人から、グチ交じりに聞いた話。

その知人を仮に「花さん」とします。

 

花さんには、20年以上もずーっと毎年
お誕生日プレゼントを交換しあうお友達がいたそうです。

そもそもは誕生日プレゼント交換以外にも、
年に2,3回は会って食事をしたりしていました。

ただこの5,6年は、互いに仕事が忙しくなり
実際に会うことは一切なくなって、
ただ単に互いの誕生日にプレゼントを
贈る(送る)だけの関係になっていました。

また、普段もメールでのやりとりなども皆無だったそう。

 

そして、
「こんなこと言うのもナンだけど、
 彼女からのプレゼントの内容も
 どんどん粗雑になっていった」
のだとか。

3年ほど前からは、
ハンカチ1枚とか、
小さな袋入りのクッキーなど、
金額は別にしても、そのギフト自体がギフトの体裁をなさない、
つまりラッピングすらされてないような状態で
送られてくるようになったそうです。

 

そこで花さんは、
”もう実際に会うこともなかなか叶わないし、
 相手もプレゼントを送ってくるのが心理的負担なんだろう”
と考え、去年お友達の誕生日にプレゼントを送った際に、
「互いに忙しいしプレゼント選びも大変だから、
 今後の私の誕生日にはメッセージをくれるだけでいいよ」と
カードに記したそうです。

 

そして、今年の花さんの誕生日。

果たしてお友達からは、
物(プレゼント)はもちろん、
「おめでとう」のメールも送られてきませんでした。

 

それでも花さんは、
「まあ忙しくて忘れたんでしょう」と、
考えたそう。

相手からは無くても、自分は彼女の誕生日には
メールでメッセージは送るつもりでいて、
実際に先月にあったそのお友達の誕生日には
「happy birthday」のメッセージを送りました。

ただそれにも、お友達からは無しのつぶて。
一切の返信もなかったそうです。

 

誰にも何にも執着しないと、生きるのはかなりラクになる

 

もともと疎遠になりかけていた相手とはいえ、
「プレゼント交換をやめよう」と言ったことで
友人関係まであっさりと切れてしまったと、
花さんは今も少し落ち込み、
モンモンとした気分から抜け出せないと言うのでした。

 


そんな花さんの話を聞いてわたしがまず思ったのは、
そのお友達からの連絡が途絶えたということは、
相手は「そういうつもり」なのだということ。

つまり、
もう花さんとのお付き合いが切れても良いと思っている、
と思うのです。

だから、「メッセージ交換だけでも」
という花さんの提案も無視(?)して、
自分からのコンタクトは一切絶っているじゃないですか。

それがそのお友達の答えだと思います。

 

一方の花さんは、そのお友達とどうしたいのか?といえば、
「疎遠になってもいいけど、
 メールの返事くらいしてくれたらいいのに」
ということでした。

要するに、返信の有る無しにこだわってるだけで、
別に縁が切れてもかまわないと思ってるようです。

 

だったら、モヤモヤと悩む必要ないですよね。

彼女が捉われてるのは、
「わたしのメールに返事してこないなんて!」という
”プライドが傷つけられた”ことなのかと、
わたしは感じました。

自分は相手の誕生日を覚えていて
ちゃんとメッセージも送っている。

でも相手からは”同様の反応”もないどころか、
「ワタシからの連絡を完全に無視した」
という部分に捉われているのです。

 

その証拠に、花さんの話の中には終始、
返事がないお友達の状況に対する”心配”の言葉などが
一切ありませんでした。

花さんとそのお友達には、共通の知り合いなども居らず、
彼女のウワサすらも入ってくることはありません。

『返事がないのは良い便り』
なんてフレーズもありますけれど、たいていの場合は、
20年もそれなりに交流してきた相手と全く連絡が取れなくなったら、
何かあったのかもと、多少は心配になりそうなものです。

そんな心配の気持ちすらわいてこない相手など、
実は”長年の友人”などではなかったのでは...?

 

とまあ、無責任で無作法な第三者(゚д゚)!として
このようなことを花さんに伝えたところ、
彼女は一瞬ムっとした様子ながらも
「言われてみればそうかもしれない」と....。

自分からのコンタクトに返事をしてこないことに腹が立ったし、
長年の友達だと思ってたのに、
こんなにアッサリと縁を切ってしまえるものなのかと
信じられない気持ちでムカついた、
というのが本音もしれないと花さんは言っていました。

 

誰にも何にも執着しないと、生きるのはかなりラクになる

 

楽しい人生を送れるかどうかは人間関係によるところが大きく、
大切に思う相手なら一層心を尽くして
その人との縁を維持できるよう大事にしなければなりません。

ただ、一方が大事に思っていても
相手はそうは思っていなかったり、
何をどうしても切れるときには切れるものだったりもします。

そんな時、切れてしまった縁を元に戻そうと
悩んだりあがいたりするのは、
愚の骨頂というか、たんなる執着で、
自分が苦しいだけです。 

そして、古い縁が切れた後には、
必ず新たな人との縁が結ばれるものですから、
そこで切れてしまった縁に執着していると
新しい人との新しい関係に気づくことも
築くこともできなくなります。

 


花さんの場合は多分に、
古い友人関係だったものに執着していたというよりも、
「私のメールに返事をしてきなさいよ!」という
相手を自分の思い通りに動かしたいという執着で
モヤモヤしていたのではないでしょうか。

 

誰にも何にも執着しないと、生きるのはかなりラクになる

 

ところで。

エラそうなことを言ってるわたしも、
やっぱり花さんのように
連絡してるのに相手から一向に返事がない、
という経験が何度かありました。

べつに、異性・同性・恋愛・友人関係かかわらず、
「返事」してこない人って実際に居るものです。

なぜ連絡してこないかというと、
相手にとってはわたしなど
全く重要ではない・興味がないからでしょう。

 

反応がない相手に、当然ながらわたしは、
「なんで連絡してこないんだー!」と
イラつきムカつき腹をたてたものです。

でもある時から、
「返事をしてこない人は、もうしんでるんだ」と
思うことにしたのです。

 

実際には相手はちゃんと生きてるはずです。

それに、そんな風に考えるのは良くない
なんて言われるかもしれません。

でも自分が勝手に心の中で思う分には、
全然問題ないでしょヽ(`Д´)ノ

 

こちらからの連絡に対し無反応な相手なんて、
わたしを大事に思っていない相手なんて、
わたしにとっては「もうしんだ人」でいいんです。

なくなった人から返事や連絡がこないのは、
当たり前のことです。

こんなふうに考えると、意外なほどラクにアッサリと
相手との関係に心理的ケリをつけることができ、
執着心も消え失せます。

 

 

ただ、たまーにですが、しんだと思っていた相手から、
よみがえったように連絡が来たりすることもあります。

それに対してはその時々の気分で
応すればいいんじゃないでしょうか。

返事をするのも、しないのも。

 

ただ、こちらから連絡した時には無視した人ですので、
”そういう人物”として対応を考えるのが良いかと思います。

ちなみにわたしの場合は、
しんだと思っていた相手からの突然の連絡には、
こちらがしんだフリを決め込みます。笑

 

 

今回は、いつも以上に取り留めのない内容となりましたが、
最後までお読みくださいましてありがとうございました。

 

プライバシーポリシー お問い合わせ