週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

贈りもののメンタル作法~お返しは期待しない

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「わたしは毎年『Happy Birthday』ってカードやメールを送ったりしてるのに、
  その子からはわたしの誕生日にたったの一度も、
  一言のメッセージも返ってこないんです。
  なんかムカつくというかモヤモヤして、悲しくなってしまう」

先日のとある昼下がり、一回り以上も年下のお友達であるK子ちゃんに、
そんなことを相談(?)されました。

 

私の考えとしては、
イラっとしたりモヤっとする気持ちを抱いてしまう
根本的原因を取り除けば良いのでは、と思うのです。

この場合ならその根本的原因とは、
”お返し”してこないお友達に誕生日祝いのメッセージを送ること、です。

なので本件の解決方法は、
「お誕生日おめでとう」って毎年メッセージを送ってきたことを、
金輪際止めればいいってことですね。

 


誰かに何かをしてもらったら、
自分もまたお返ししたいと思うのが、ふつうです。

(近年は「普通は~」って言葉を使っちゃイケナイみたいですけど)
相手から受けた親切だったり贈り物などに対して
同じように好意で応えよう・お返ししようと感じるのは、
人として極々ナチュラルな心理でしょう。

 

K子ちゃん自身は、自分が受けた好意に対しては
ちゃんとお返ししようと行動する人に違いなく、
だから相手にも同じことを期待してしまうのでしょう。

そのこと自体は当然の心理だと思います。

ただ、相手は自分じゃないのです。

「自分ならこうする」と思っていても、
相手はそうじゃないことは多々あります。

 

相手も自分と同じような人間であると考えていると、
彼女のように自分の想定外の反応、
つまり期待したものが返って来なかったときに、
モヤモヤしたりイラついたり、時には傷ついたりするのです。

 

邪険な心


もう一つのポイントは、人に何か好意を提供するときに、
お礼を言ってもらおうとか、
お返しをしてもらおう、賞賛してもらおう、なんて
決して期待してはいけないってことです。

自分が心底そうしたいからする
という気持ちからのみ行うのであれば、
相手が無反応であろうと腹が立つことはありません。

 

例えば、コンビニの募金箱にお金を入れたとき、
どこかからお礼を言ってもらおうとか、お返しを期待、
なんてしてないはずです。

そうする(募金する)ことが自分にとっての満足だから、
誰かの反応なんて必要ないんです。

 

 

さて、このままではまた長くなりそうなので、
早々にまとめてみます。笑

 

K子ちゃんは、バースデーカードを贈ったお友達から、
同じように「お返し」が当然あるものと思い込んでいました。

でもK子ちゃんの誕生日に、そのお友達からは無しのつぶて。

同じことがもう何年も毎年繰り返されて、
自分の誕生日が来るたびにK子ちゃんはイラだちを感じていました。

自分はプレゼント(思いやり)を差し出してるのに、
なんで返してこないの?って。

 


そのイラだちを解消するには、
そのお友達に「おめでとう」ってメッセージを贈るのを
もう止めればよいのです。

自分が相手に何も与えなかったら、
自分の誕生日に相手から何の音沙汰もないことに対して
少なくとも腹が立つことはありません。

 

 

誰かにモノでも気持ちでも、差し出す(贈る)ときには
満足感から行うこと。

満足感が感じられないのなら、
人に贈りものなんてしないほうがずっとマシです。

同等かそれ以上の見返りをあらかじめ望むような贈りものをしても、
自分は損をしてるかも?といった飢餓感を覚えるだけです。

 


素敵な品物をプレゼントできる豊かさや、
あたたかいメッセージを忘れずに送る気持ちの余裕といった
他人を思いやれる自分に自分で満足できていれば、
贈った相手からのお返しが有ろうが無かろうが、
いつも心平らかに居られるに違いないと思うのです。

 


今日も最後までお読みくださいましてありがとうございました。

 

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