高校1年生の時、毎朝の通学電車の中で見かける
他校の男の子を、好きになったことがありました。
全然ハンサムでもなかったし(失礼)
背が高く見栄えするというわけでもなく(更に失礼)、
いったい何が良かったのか自分でもよくわかりません。
たぶん、学生服という制服の効果や、
運動部にでも入ってそうな姿勢の良い立ち姿など、
かもしだす雰囲気がカッコ良くみえたのかな?
と、思います。
心理学には、会えば会うほど好きになる
『単純接触効果』というものがあります。
私のように、毎日の電車で見かける人が気になったり
好きになるというのは、この効果の最たるもので、
何度も偶然見かけるだけでも
人はその相手を好きになりやすい、
という性質を持っているのだそうです。
初対面の相手には、誰もが本能的に
警戒心を持つものです。
でも、そのあと何度も会ううちに
その警戒心は緩んできます。
だから、会えば会うほど相手が気になって
好きになっていくのです。
ただこの『効果』には、
初対面時に相手に好印象を持っていることが
前提条件になっています。
あくまでも、初めて見た時に「いい感じ♪」と
思われたうえでの、繰り返しの『接触』があって、
『好意』が生まれていく、というわけです。
ちなみに、人間は、物理的に距離が近い人ほど
好意を抱きやすいのだそうです。
こちらは『近接の効果』と呼ばれていて、
学校や職場など、日常的に顔を合わせる機会が
多い人たちほど、恋愛関係になりやすいのだとか。
近くにいる人ほど意識しやすいという、
至極当たり前のことですね。
恋人がいても、遠距離になってしまったら、
彼女(彼氏)の身近にいる男(女)に横取りされた!
というのはよくあるパターン。
遠くの好きな人より、近くの親切な人(?)
というわけで、
だから好きな人ができたら
とにかく物理的にも距離を近づけて、
顔を合わす・会うチャンスをたくさん作るのが、
恋愛成就の秘訣の一つではあるでしょう。
余談ですが、私が電車で好きになった男の子について、
毎朝一緒にその電車で通学していた親友が
”身元調査”をしてくれたんです。
そして判明したことは、
彼にはすでに同じ学校に通う
ガールフレンドが居たのでした( `ー´)ノ
少女漫画のようには、都合よくいきませんね(笑)。
今日もお読みくださいましてありがとうございました。