週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

礼儀は相手への思いやり。

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コロナ禍で、「咳エチケット」なんて言葉も
よく耳にするようになりました。

通勤電車に乗っているとき、ゲホゲホ咳をしたり
地球の反対側まで響きそうなハデなくしゃみをする人ほど、
マスクを着用してないどころか
手で口元を覆うことすらしてなかった記憶があります。

遭遇するたびにゾッとしたものですが、
それらは著しくエチケットに反する行為です。

 

礼儀は相手への思いやり。


エチケットとは、相手を不快にさせないための
気配りのことを言います。

咳はもちろんですが、服装や”鼻毛”といった
身だしなみに気を付けることは、
人としてのエチケットです。

それと似たような言葉の「マナー」。
こちらは、社会的に望ましいとされる行動やお作法。

電車で席を譲ったり、
食事の際にクチャクチャ音を立てて食べたり食器をカチャチャさせない、
キチンとした言葉遣いなどがそうです。

 

どちらも日本語で言えば礼儀作法。
要するに、「他人への気遣い」ということです。

この礼儀作法=他人への気遣いができていないことのリスクは、
想像以上に大きかったりします。

ちょっとした態度の悪さ、気遣いのなさが
相手の怒りをかったり機嫌を損ねたりして、
知らず知らずのうちに足をひっぱられることになります。

 

礼儀は相手への思いやり。

 

どこの国に住んでるどんな人にも、
共通する願望があるそうです。

それは、自分は重要な存在だと自分で思いたい。

そして、自分の重要性を他人に認めてほしい。

というもの。

もし、自分はないがしろにされているとか
自分は軽んじられてる、と感じたら、
人は「自分は重要な存在だ」という確認ができなくなります。

 

「待ち合わせ時間に10分遅れただけで、めちゃくちゃ不機嫌になられたわ」
と言っていた人がいました。

遅れたほうにしてみれば、たかが10分という感じでしょう。

でも待たされた人には、されど10分です。

待たせた時間の長さがどうのこうのではなく、待たされた方は、

「相手は自分との約束をさほど重要に思ってない(だから遅れたんだ)」
「自分は軽んじられてるんだ」

と感じたから、怒るのです。

 

以前、新聞の「人生相談」欄で、

「一緒に外出すると、夫はよその女性ばかりキョロキョロ見てむかつく」

といった内容の投稿を見かけました。

「妻はペットの犬には高価な服を何着も買ってるのに、
私には誕生日には何の祝いもしてくれない」

というものなども。

三者から見れば、滑稽とも思える内容だったりもしますが、
この夫や妻の言動は、

「あなたを重要な存在だと思ってない」

というメッセージを相手に送っているということです。

そして相手は、

「自分は、夫(又は妻)から重要な存在だと思われていない」

と感じるから、憤りを覚えているということ。

夫婦など、どれほど親しい間柄であっても、
相手へのリスペクト、礼儀を欠くと、
いずれ大きなトラブルにも発展しかねません。

 

礼儀は相手への思いやり。

 

ビジネス相手との初めてのミーティングの席でのこと。

服装がラフであったことが原因で、
ビジネスの話が流れそうになった、
というウソのような本当の話があります。

片方は、大手のコンサバティブな日本企業、
もう片方は設立から10年足らずのベンチャーでした。

近年のビジネスカジュアルの風潮もあったのか、
ベンチャー側は初対面のミーティングであるにもかかわらず、
自分たちスタイルの”非常にカジュアル”な服装で対応してしまいました。

一方の大手企業側は、出席者全員がネクタイ着用のビジネススーツでした。

 

ミーティング後に担当者から電話があって、
御社とは社風が違い過ぎるようでウチとは合わないと思います、
みたいなことを言われたとか。

「カルチャーの違い」なんてよく言いますが、
これはカルチャーが違う以前に、ベンチャー側が
礼儀を欠いていたわけです。

ビジネスのマナーもエチケットも心得ない、
つまりは「礼儀がなっとらん!」ということで
相手は怒ったわけですね。

服装一つで仕事が潰れるそうになるなんてホンマかいな?
と思いますけど、実話です。

この話は、ビジネスじゃなくて、自分に置き換えてみると
ちょっと理解できますよね。

お見合いの席に、自分は一張羅のファッションで
オシャレして出かけていったら、
相手は小汚いTシャツでやって来ました。

「バカにしてンのか?!」って思いますよね?(私だけ??)

          ***** 

人は誰でも、尊重されて、自己重要感を満たされたい
と思っています。

相手を尊重する気持ちがあれば、このベンチャー企業
”セーター”姿でミーティングに臨むことは
なかったかもしれません。

自分は正しいと思っても、
礼儀がなってなければ相手の心象は悪くなります。

 

礼儀とは、相手を敬って行動で示すことです。

儀礼節を心がければ、お互いを尊重しあえて
気持ちの良いコミュニケーションをとることができます。

密な人間関係を築くため、
そして築いた人間関係を維持するには、
まずは礼儀あってこそです。

 

今日もお読みくださいましてありがとうございました。

 

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