週末職人

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その「確率」を信用していいの?

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「40代婚活女性が結婚できる確率は1%」とかいう話を
どこからか聞き及んできた独身40代の友人。

「この確率1%ってどこから引っ張り出してきた数字なンだーっ!」
と、数字の小ささに嘆いたり憤ったり。

友人をなぐさめようとしているわけではありませんが、私が思うに
この種の確率というものほど根拠があいまいで、
意味不明なものはありません。

その「確率」を信用していいのか?

◇確率をたよりに志望校を決める愚。

世の中には「確率」というものがあふれています。
たとえ40代独身でなくても気になる確率としては、
天気予報の降水確率くらいでしょうか。

中高生なら、進学志望校の合格率などが
一番身近で気になる確率かもしれません。

他にも、手術の成功率なんていうものもありますね。
ドクターXのミチコなら「絶対治す」と言い切ってくれますが、
一般的な医者の多くは「100%治す」とは絶対言いません。

 

わたしの話で恐縮ですが、高校時代に受けた模擬テストでの
志望大学の合格率は、一番良い時でも30%程度。

昔のことなのではっきり覚えてませんが、
たしかA~Eと5段階くらいの判定基準があって、
「A」が合格率90%以上とかでしたっけ?
そして「E」が一番ダメなやつ。

志望校に対する私の合格率は毎回「D」あたりで、
要するに「合格するのはほぼムリ」というものでした。

そして、『志望校の変更を検討しましょう』なんて
余計なお世話なコメントが書かれてたことはよく覚えています。

当然、担任教師もその結果をみて
「絶対合格できないから、志望校を変えろ」などと
失礼極まりないことをしつこく言ってきましたが、
私は完全スルーしてました。

なぜなら、その大学に私はぜったい行きたかったし、
模擬テストの合格率判定なんていう
ワケのわからないものを基準にして、
人生の重大な選択を行いたくなかったからです。

 

そして自分の意思通り、第一志望の大学を受験した結果、
模擬テストや担任教師などのあらゆる期待(?)を裏切って、
ちゃんと『合格』したのでした。

あの時、模擬テストの結果と、そこからはじき出された合格率を見て
「合格はムリっぽいな」と諦めたり、志望校を変えたりしなくて
本当に良かったと、今でも心の底から思っています。

カッコ良く言うと「わたしは自分の可能性にかけた」のかもしれませんが
単に偏差値だとか合格の確率といったものを信用しなかっただけです。

ついでに言うと、
模擬テストで「A」判定がついていた
スベリ止めの大学には不合格でした。

つくづく、こういう「確率」は、アテにするもんじゃありません

その「確率」を信用していいのか?

◇いつもFifty-Fifty

これをすると〇%の確率で成功するとか、
今の成績だと合格率〇%といったような「確率情報」は、
物事の判断材料の一つにはなり得ます。

でも、確率ばかり考えると(確率だけを信じていると)、
身動きが取りづらくなるし
大きなことは成し遂げられなくなります

受験を例にとれば、模擬テスト結果から計算された合格率が
「A」判定の中からしか、受験する大学を選べなくなります。

あるいは、もし、手術を受けたら完治するけど、
手術が成功する確率は10%と言われたら、どうでしょう?

もし、起業した人が成功する確率はたった5%しかないらしいよ、
と誰かに教えられたら、起業するのはやめますか?

 

成功率10%とか5%とか、数字だけ見てると、
上手くいく可能性はすごく小さく思えて、腰が引けそうですよね。

「そんなに低いなら手術せずに今のままでもいいや」とか、
「起業はやめておこうかな」と思ってしまいそうです。

逆に、成功率99%とか示されたら、挑戦してみる気になるでしょうか?

 

だけど示された確率の数字が大きくても小さくても、
実は自分にとっては成功も失敗も、いつも「50-50」なのです。

1000人中999人が成功(成功率99.9%)したとしても、
自分もまた成功するとは限りません。

1000人中999人が失敗(成功率0.1%)しても、
自分は成功するかもしれないのです。

そう考えると、確率が低いとされてるからといって、
やる前から諦めるのはもったいないですよね。

その「確率」を信用していいの?

確率をとって止めるのか、
あるいは自分を信じて可能性にかけるのか。
その選択次第で、人生は大きく変わります。

 

今日もお読みくださいましてありがとうございました。

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