週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

貰ったモノは自分の物。好きじゃないなら捨てて良し。

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かなり前の話ですが、引っ越しをする友人の
荷造りを手伝っていたときのこと。

新しい部屋は今のところより収納が少ないので
要らないものはこの際捨てると言いながらも、
いざゴミ袋に入れようとすると
イジイジと悩んで悩んで悩み倒したモノが、
『誰かからもらったプレゼント』類でした。

いくつかあったそれらは、貰った時のまま、
つまり箱や袋に入ったままの状態で、
クローゼットに押し込まれていました。

「使ってなかったのに、まだ持っておくの?」と訊くと、
「そんなものあることも忘れてた。趣味じゃないから要らないんだけど、
捨てるのはくれた相手に悪いから」との返事。

「趣味じゃない(=好きじゃない)」
「要らない」と思ってるということは、
そのプレゼントは彼女にとっては単なる不要物です。

そもそも「好きじゃない」んですから、
クローゼットから発掘したそれを、引っ越し先の新しい部屋に
飾ったり使ったりする可能性はゼロと言えます。

使いもせずに、新居でもクローゼットに押し込めておくのは、
「くれた相手に悪い」ことにはならないのでしょうか?

 

貰ったモノは自分の物。好きじゃないなら捨てて良し。

 

いずれにしても、好きでもなく、邪魔だと感じているくらいなら、
せめてリサイクルショップにでも持ち込んで、
誰か実際に使ってくれる人の手に渡った方が、物自体も幸せです。

もちろん、「くれた人に悪い」という友人の気持ちもわかります。

贈り物は、物理的な「物」だけでなく、気持ちのやり取りでもあります。

人から頂いた物を捨てづらいと感じるのは、
贈ってくれた人の気持ちを、ないがしろにするような気がするから
ですよね。

 

もし、好きではない贈り物を捨てるコツがあるとしたら、
贈ってくれた気持ちはしっかり受け取って心に留めておく
ということではないしょうか。

贈り物とは言うものの、実際に受け取っているものは、
相手の『心遣い』『(自分を)思ってくれる気持ち』
という、目に見えないものが大きなウエイトを占めています。

だから物は気に入らなくても、
「贈ってくれた人に悪い」という感情にとらわれるのです。

贈り物という物が表しているのは、相手の気持ちです。

相手の気持ちには十分に感謝すべきであって、
適切にお礼を伝えたり、
場合によってはお返しのプレゼントをするなど、
礼儀も尽くしてしかるべき。

そのうえで、貰った物はすでに自分の物であるので、
趣味に合わなかったり不要だと思えば、
他所にまわしたり処分していいのです。

 

貰ったモノは自分の物。好きじゃないなら捨てて良し。

 

貰って本当に嬉しいと感じる贈り物は、
「コレもらったけど、どうしよう・・・」
なんて一瞬たりとも考えないものです。

逆に、「どうしよう、コレ」と悩んでしまった時点で、
その贈り物は断捨離してOKと言えます。

 

ちなみに、私が誰かに贈り物をするときは、
基本的には飲食物か、お花を選ぶことにしています。

食べたり枯れたりしてすぐに消えるものなので、
相手の家や心に長く留まって悩ませることもないでしょうし、
貰った瞬間に相手が不要だと思えば、
大して良心の痛みを感じることなく
別の誰かに簡単に回せますよね。

とても親しい人になら、何が欲しいかダイレクトに尋ねて、
それを贈るようにしています。

 

ということで今回は、

気に入らないプレゼントは、
贈ってくれた相手の気持ちは感謝で受け取って、物自体は処分する

でした。

 


余談ですが、一口に『贈り物』といってもその内容も様々ですね。

わたしは長く秘書の仕事に就いていましたが、
秘書業務では「贈答品を手配する」なんてことが
結構な頻度で発生します。

贈り先の多くは、お世話になっている人宛て。
時には、これからお世話になりたい(取引したい)人宛てに。

その時々の状況や、相手との関係性において
最も適切で、なにより相手に喜ばれそうなギフトを探し出し、
時にはオーダーメイドなんかもして、
タイミングを見計らってプレゼントするわけです。

語弊があるかもしれませんが、
ビジネス上や利害関係の絡む関係での贈り物には、
純粋な好意だけとは言えない、様々な思惑や意図が潜んでいます。

とあるインフラ関連企業の役員たちが何年間も、関係先からたくさんの
「プレゼント」を受け取っていたニュースはまだ記憶に新しい感じですが、
ああいった贈り物には、数えきれないほどの意図がくっついています

更に、報道で見る限りですが、その贈り物の中身は、
特に受け取り主の好みに合わせて選んだものでもなさそうな、
もらって素直に喜べないばかりか、断捨離するにも困るような品々。

どれほど贈り主が、怒らせたら面倒なコワモテの人物であっても、
あんなプレゼントは断固としてその場で辞退するべきでしたね。

 

今日も最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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