近所の洋菓子店に久しぶりに買いに行ったら、
新しく入ったというアルバイトの店員さんが
対応してくれました。
その人の動作が、なんとものんびり
トロトロおっとり。
少々せっかちな私は、
「早くしてくれっ!」
と、口にこそ出さなかったものの
かなりジリジリしてしまいました。
『イライラは、「させられる」のではなく、
自分が勝手に「している」だけ』
だと、以前ブログに書きました。
今回のことも、そうなのです。
アルバイトの店員さんが
私を「イライラさせた」のではなく、
私が「勝手にイライラした」のでした。
◇あの人は、わたしじゃない。
人はついつい、他人も自分と同じテンポで動き、
同じ価値観を持って
同じように物事をとらえている
と、思いがちです。
無意識のうちにそんな風に思い込んでるので、
自分が期待しているような言動を
他人が取らなかった場合、
イラだちを感じてしまいます。
でも、他人は、自分ではないのです。
自分が考えたり行動したりするのと同じように、
他人も考えたり行動したりするとは限りません。
自分には自分の価値観があるように、
他人にもそれぞれの価値観があります。
◇過去と他人は変えられない。自分と未来は変えられる。
「あの人は、わたしではない」
と、常に意識しておくと、
他人が自分の望むように動かなくても、
「そういうもの」だとして
良い意味で、あきらめることができます。
すると、イラだちを感じることも少なくなります。
人間関係の不調和のほとんどは
相手を自分の思い通りに動かそうとしたり
変えようとするときに、起こるように思います。
自分には「ふつう」だとする考え方や、やり方に、
相手を従わせようとする。。。
でも、現実には、他人を自分の思う通りに動かしたり、
変えることなんて、できません。
そして、自分がコントロールできないことを
コントロールしようとすると、
ストレスを感じてイラだちます。
だから、他人を変えようと躍起になるよりも、
自分が変わることの方が、ずっと簡単です。
変わるといっても、ものの見方や考え方を、
ほんの少しズラす程度です。
ケーキ屋さんでの私の場合なら、
「この店員さんは、こういうテンポの人なんだ」と
考えることで、イライラはおさまりました。
変えられるのは、変われるのは、自分自身だけです。
もちろん、他人に無理に合わせるというのでもなく。
自分の見方や考え方を、ちょっと変えてみるだけで、
瞬時に気分良くなることは十分可能なんです。
今日もお読みくださいましてありがとうございました。