週末職人

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人の欠点ばかり目につく時。

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         人の欠点が気になったら、自分の器が小さいと思うべきです。

         他人の短所が見えなくなったら相当の人物、

         長所ばかりが見えてきたら大人物です。
                          石井 久 (立花証券 元会長)

 

もう本当に、耳が痛いお言葉です。このところ、身近な人の欠点ばかりが妙に目につくようになって、イライラしていたところでした。自分の器の小ささを反省しなければなりません。

同じ人の同じ欠点でも、気になるときと、気にならないときがあります。自分の心のコンディション、気持ちの状態が影響しているということもあります。でも、日常的に人の欠点ばかりを見てしまうというとき、自分で自分のことを欠点だらけだと感じていることの裏返しかもしれません。

 

          人の欠点ばかり目につく時。

 

人は相手の中に自分を見ると言います。些細なことでも気になる他人の欠点というのは、良くないことだと無意識に感じている自分自身の欠点でもあるのです。

ユング心理学では『シャドウ(影)の投影』と呼ばれ、人は自分の欠点を直視できないことがあり、普段から直視しないことでそれを忘れようとするが、他人に同じような欠点を見つけると、その欠点は普段から見たくないほど嫌悪しているものなので、その他人に対して強い嫌悪を覚えるのだそうです。

 

例えば、Aさんという人がいるとします。
私はAさんの「調子のいい」ところが、イラつく欠点だと思っています。
でも、別の誰かから見ると「ノリが良くて面白い」と、むしろ長所であると捉えているのです。

私がなぜ、Aさんの「調子のいい」性格が鼻についたのかというと、私自身の中にもそういうところがあるから。そして私自身、無意識にその「調子のよさ」を、自分で良く思っていないから、ということになります。

 

見たくないのに、鏡のように目の前の人(上の例ならAさん)が、自分自身の欠点と感じている部分を見せてくれているわけです。だから、嫌悪感を覚えてイライラしてしまうのです。

つまり、自分が見ている相手とは、実は自分自身なのだと言えるかもしれません。「世の中嫌なヤツだらけ」と思っている人は、自分の中に嫌なところをたくさん感じているのでしょうし、素敵な人や好きな人ばかりに囲まれてるという人は、自分自身を上手に愛せているのだと思います。

 

人の欠点ばかりが気になるときは、自分自身を振り返るチャンスでもあります。人に見出した欠点と同じ要素が自分にもあるのだと認識できたら、あとはそれを自分が克服するか、あるいは丸ごと受け入れてしまうかです。そうすれば、自分に対しても人に対しても、寛容な気持ちで接することが出来るようになるのではないでしょうか。

 

今日も最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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