週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

沈黙は、口論よりもエレガント。

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2人が口論になったとき、
   先に沈黙したものが称えられる
         タルムード(ユダヤ経典)

 

議論、というほど高尚なものでないにしても、
「ああ言えば、こう言う」といった感じに
相手を言い負かすのが大好きな人がいます。

皮肉や非難、屁理屈を織り交ぜて、
立て板に水とばかりに言葉を連ねられると、
「よく口が回るなぁ」「頭の回転速そう…」と
不覚にも(?)感心しそうになったりも。

でも、なぜか全然カッコ良くないどころか、
なんだか呆れてしまう感じ。

テレビの討論番組などで、相手を言い負かそうと
立ち上がらんばかりに身を乗り出し
ツバを飛ばして大声を出したり、
我を忘れて感情的になってる人を見てると、
こちらが恥ずかしくなってしまいます。

 

「自宅に来た宗教の勧誘の人を、
 論破して追い返してやったワ!」
と、自慢げに吹聴していた知人がいました。

相手を言い負かしたと思って、本人は
得意の絶頂だったのかもしれませんが、
正直言って、くだらなすぎです。

もしかしたら、相手が賢い人だったから
言い負かされたフリをして
黙ったのかもしれませんよね。

 

口論を吹っ掛けられたら、
それに受けて立つのも一つの手段でしょう。

でも、冷静な第三者の視点から見れば、
太宰治の『新ハムレット』に登場する
宰相ポローニアスの言うように、

「なるべくならば
  笑って柳に風と受け流すのが上乗この上なく優れていること)」

で、最も聡明でエレガントな対応な気がします。

なかなか”弁が立たない”人間の、
負け惜しみかもしれませんけど(笑)。

 

今日もお読みくださいましてありがとうございました。

 

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