週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

人は人、自分は自分。自分はどうありたいか、だけ。

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ネットのニュースサイトを眺めていたら、『サザエさん炎上』の文字が。昨夕の放送で、磯野家がゴールデンウィークにレジャーに行く計画を立てていたそうで、それがコロナ禍の今、「不謹慎」だとツイッターで騒がれていたようです。みんな、自粛疲れでストレスもたまってるし、そういうときには何にでも突っかかっていきたくなるものですよね。

 

私も先週末、自宅のバルコニーからたまたま目撃した近隣住人の『バーベキュー大会』の様子に、一瞬ものすごくモヤモヤっとしてしまいました。小さな子供も含めて10人以上もの人が庭にひしめき合って、ワイワイ楽しそうなのは結構ですが、「いま、このタイミングでやる必要あるの?」と、すごく否定的に感じてしまいましたもの。「屋外だし、参加者は誰も感染してないだろうし」っていう、とってもラフな感覚の人たちが集まったのでしょう。

          人は人、自分は自分。自分は、どうありたいか。

そして私のモヤモヤに共鳴したかのように、「許せないことがある」と友人から電話が。
何ごとかと思ったら、
「隣に住んでいる総合病院勤務の内科医が、先月半ばから仕事に行かずずっと家にいる。最初は新型肺炎に感染したのかと思って心配したけど、家族で毎日のように出かけたり、あろうことか旅行にまで行ったりしてる。世界中の医療従事者が疲弊してるのに、自分だけ知らんふりして医者の風上にもおけない。許せない。」というお話しでした。 

「アンタは隣の住人を毎日観察してるのか?!」とか、ツッコミどころは満載なのですが、そこは置いといて…。でも、隣人が本当に医師だとしたら、このタイミングで休職(?)とは、なかなかの根性の持ち主。おまけに旅行だなんて、それこそ『炎上』を狙ってるのでしょうかw。

          人は人、自分は自分。自分は、どうありたいか。

さて、自粛要請が出ている中での家族旅行やお出かけは別にして、友人がこの隣人を「許せない」と言うのは、ちょっと違うと思うのです。

人はそれぞれ、考え方も価値観も、そして事情も異なります。自分が何かの被害を被ったわけでもないのに、たまたま『自分の常識』とは異なった行いを誰かがしたからといって、その人を責める権利もなければ、当然必要もないのです。

確かに、友人の気持ちは理解できるし、言いたいこともわかります。でもそれは、自分だけの価値観であって、他人もまたそれぞれ違った価値観を持っているということを、理解しておかなければいけないのです。各々が望む生き方や考え方を、否定したりアレコレ批判する権利なんて誰にもないのです。

そして、自分の生活や人生には、全く何の影響もない他人の言動に、「許せない」と勝手に怒ったりイライラするのって、ひたすら自分が損するだけです。
悪口を言われてる当のご本人(隣人)は、痛くもカユくもないというのに。 

          人は人、自分は自分。自分はどうありたいか、だけ。

そんなことより大切なのは、『自分は、どうありたいかだけです。

自由業と称してお気楽そうに生きてる人が気に入らないなら、自分はそうしなればいいだけのことです。ろくに仕事もしてないのに、要領良くお給料だけはしっかり貰ってる人が羨ましいなら、自分もそうしてみるとか? そんな勤務態度は許せないと言うのなら、自分はしっかり仕事に向き合えばいいだけのことです。

仕事に命がけで取り組んでる人もいれば、仕事よりプライベートや家族第一の人もいます。どんな生き方をしていても、それぞれに見合った結果がいずれ本人に返ってくるだけで、他人には何の関係もないことなのです。

誰かの挙措言動に不快感を覚えても、その人を正してやろうとか糾弾してやると思う必要はどこにもなくて、「私は、しない。これだけです。

 

自分には直接関係のない他人の、良識に欠けた言動や無作法さにイラだちを感じたり、「許せない」と腹を立てるのはエネルギーの無駄づかいそして、心身にも悪影響です。メディアを通じて目撃することの多い、社会性や思慮を欠いた振る舞いにも、いちいち目くじらを立てる必要はなく、私は、あんなことしない」と、ちょっと高みの見物を気取って様子眺めしておけばいいのでは?


今日もお読みくださいましてありがとうございました。

今の空気感にピッタリな、中野信子さんの本。タイトルだけですでに興味深いですね。

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