週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

毎日同じ服を着る。自分の定番スタイルを持ってみる。

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クロゼットにはたくさん洋服が並んでるのに、朝になるたびに
「(会社に)着ていく服がない」と慌ててクローゼットをかきまわし、
家を出る直前まで何度も着替えたりすることはありませんか?

会社員時代、わたしはまさにそんな感じでした。

でもある時、オフィスに派遣スタッフとしてやってきた女性から、
服に関して”目からウロコ”な教えをいただきました。

その人は、月曜から金曜まで毎日、同じ服装で会社に来ていました。

厳密には、同じだったのはボトムス(黒のパンツ)だけで、
トップスは日々変わっていましたが。

その黒いパンツは、彼女によると
「全く同じものを2つ持っていて、洗濯して着まわしてる」
とのこと。

「どうして同じものを?」と尋ねたら、
毎朝着ていく服を考えるのが面倒だから、制服みたいにしてしまおうって思ったんです」
と教えてくれました。

今ならそういう考えの人も少なからずいるようですが、その時は
「なんと斬新な!!」と、わたしはかなり衝撃を受け
すぐにマネをしたいと思いました。

実際にはできなかったのですが。

その当時は、なかなかそこまでの思い切りができなかったのです。

「着たきりスズメと思われたらイヤだな」
とか、
「パンツなら同じものでもいいかもしれないけど、
同じスカートを毎日っていうのはどうなの??(スカート派だったので)」
と一人で悶々して終わってしまったのでした。

 

毎日同じ服を着る。自分の定番スタイルを持つ。

 

◇「制服」の利点

人には様々な立場や事情がありますし、
誰にでも当てはまることではないかもしれません。

ただ、自分のファッションを「制服」化できると、
まず、保有する服の数を減らせます。

服の数が減ると、日々の服選びが楽になります。

何か新しく買い足す場合も、
「制服」を基準にそれに合うものを選べばいいので、
あれこれ悩むことがなくなります。

買ったけど着ないといった、
無駄な買い物による無駄な服を所有することがなくなり、
経済的でもあったりします。

そして、「わたしのスタイル」とも呼べるファッションが
出来上がります。

 

◇自分の「制服」を選ぶとき

「制服」を決めるときは、好きな服であることが大前提ですが
それ以外にも、

・自分に似合う
・それを着ていると自分に自信が持てる
・着回しがきく
・着心地が良い
・質が良い

などが選ぶ基準になると思います。

定番化するものだけに、
自分に似合うものであるのが一番です。
似合う服を着ていると、
自然と自信も持てますから。

そして頻繁に着るものだけに、
肌触りが良く着心地が良いことも大切です。
チクチク肌触りが悪かったり
締め付けられて肩がこってしまうなど、
動きが制限されるものでは
長く愛用できるわけありません。

また、高価なものである必要はありませんが、
「制服」なだけに着用頻度が高いです。
ヘビーローテーションに耐えうるだけの品質のものを確保したいです。

仕事用とプライベート用の「制服」を、それぞれ分けるのもいいと思います。

わたしの場合ですが、仕事と私生活はキッパリ分けたいので
服もキッチリ着分けています。

わたしの「制服」は、ワンピースです。
昔から「ワンピース」という服が好きだったので、
それを定番と決めました。

仕事用は、基本的にオールシーズン着用できる素材の、ひざ丈のもの。
色は、ベージュ、グレー、ネイビーあたりと決めてます。
上から羽織るジャケット類は、季節に応じて素材も変わります。

プライベートでもやっぱりワンピースで、こちらは季節ごとに
素材や何かは変わります。

ワンピースを「制服」と決めたので、買い物に出かけたときに
素敵だワと思うスカートやパンツなどを見かけても、
あてもなく衝動買いすることはなくなりました。
ワンピースと一緒には、スカートもパンツも着られないので。

 

毎日同じ服を着る。自分の定番スタイルを持つ。


◇いつも同じ服を着ているあの人たち

「制服」なんて言っても、わたし程度ではぬるすぎて、
なんの参考にもなりません。

そこまでしたいかどうかは別にして、
故・スティーブ・ジョブズくらいまで極めてこそ
「私のスタイル」と胸を張って言えるのかもしれません。

Apple社創業者のスティーブ・ジョブズは、
ISSEI MIYAKEデザインの黒いタートル、
リーバイスジーンズ、
ニューバランスのスニーカーをトレードマークとして、
同じものを何着も持って着まわしていたそうです。

フェイスブックのCEOであるマーク・ザッカーバーグも、
いつもグレーのTシャツです。

世界的デザイナーの佐藤オオキさんも、
毎日同じ白いシャツを着ているそうです。
同じシャツが20枚もあるとか。

 

毎日同じ服を着る理由を、スティーブ・ジョブズ
『「今日は何を着るか」という選択(決断)に頭を使いたくなかったから』
と言っていたそうです。

何を食べるか、何を着るかなどの些細な決断でも、
繰り返し行っているとエネルギーを消費してしまいます。

小さな決断を繰り返すと脳疲労が蓄積し、いざという時の
大きな決断の正確性が下がってしまう「決断疲れ」
という心理状態があるそうです。

それを回避するために、脳への負担を少しでも減らすために、
ジョブズは服を選ぶという決断を取り除いていたわけです。

          ***** 

わたしが「制服」を決めたのは、単に面倒くさがりなだけで
決して「決断疲れを避けるため」ではありません。
けれど、決まった「制服」があることで、どんなときも
「明日、何着ていこう?」と悩む必要がなくなり、
気分的にラクなことは間違いありません。

 

今日もお読みくださいましてありがとうございました。

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