週末職人

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安いことには理由がある。安物買いの銭失い。

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安物買いの銭失い。
「安価なモノを買うと損になる」と言われるその理由は、
一般に安物は質が悪いということ。
そのため壊れやすく長持ちせず、
結局またすぐに買い替えるハメになったりするので、
かえって損をすることになります。

わかってはいるものの、わたしもこれまでに何度も
「安物買い~」を経験してきました。
本当の意味でその意味を理解できるようになったのは、
ほんのここ数年のことかもしれません。

 

安いことには理由がある。安物買いの銭失い。

 

以前、旅行先で足が痛くなり、
現地でものすごく安い靴を買って
履き替えたことがありました。

サイズは合ってましたし、ペタンコ靴だったので
ショップ内で足を入れた瞬間は
とても楽に感じて即買いしたのですが、
いざ歩き始めると、パカパカとカカトがはずれる上に、
底がツルツルしてやたらと滑りそうになる。

歩きにくいので余計な部分に力を入れてしまうのか、
さらに腰まで痛くなってしまいました。

歩き辛いその靴は、買ってから24時間もたたないうちに
ゴミ箱行き。
改めてまた違う靴を買いなおす羽目になりました。

足が痛くてもう歩けない、という
急を要する事情はあったというものの、
どうしてそこで安物に手を出してしまったのか。

その場限りでなく、その先も履くことを考えて、
値段で飛びつかず、最初からマトモな仕様の靴を
ちゃんと選んで買っておけばよかったのに。

安いからと安易に手を出して、
ムダなことをしてしまったのでした。

 


また、安いと余計な物まで買ってしまう
ということも、「銭失い」の原因です。

100円ショップやファストファッションのお店に行くと
値段が安いというだけの理由で、
大して欲しくないものまで買ってしまいます。

私がよくやらかしていたのは、
安さにつられて試着もせずに買ったり、
普通なら選ばないようなちょっとハデ目な色合いの服を
買ってしまうこと。

家に持ち帰って着てみると、
やっぱり似合わなかったりハデすぎたりして
結局着ることもなし。

欲しいという人にあげることでも出来ればまだマシですが、
時には一度も着ないまま
断捨離の名のもとにゴミ箱行きということも。

見た目がクツや洋服に変わっただけで、
「お金を捨てている」のと同じことです。

 

 

さらに、安物買いの銭失いは、
何も「物」に限ったことではありません

これまた私の経験ですが、
10年ほど前に友人とバリ島旅行に行くことになりました。

現地で泊まってみたいホテルがあったので、
その「Bホテル」に4泊するという個人ツアーを
大手旅行会社のパッケージに見つけ、
それを友人に提案したところ、
友人も賛成してくれて「私が手配しておくわ」と
申し込み手続きを請け合ってくれたのです。

すると旅行予定の1週間ほど前になって彼女から、
「Bホテルに泊まれなくなった」と連絡がありました。

どういうことかと尋ねたら、
彼女は、「Bホテルに4泊する」という内容で
別の旅行会社が安いツアーを主催しているのを見つけ
勝手に(!)そちらに申し込んだというのです。

そしてその会社が出発1週間前という段階になって
「Bホテルを手配できなかった」と言ってきた
というのでした。

私がブチきれたのは言うまでもありません。

もちろんその格安旅行会社にもクレームしましたが
そのツアーをキャンセルすると
キャンセル料はしっかり発生するというのです。

友人には謝りまくられて、
キャンセルしたらお金も取られるし、
有給休暇もすでに取ってしまってたので、
仕方なくそのツアーに参加して
希望していたホテルとは全然違うホテルに
4泊滞在してきたのでした。

ついでに言うと、飛行機も直行便ではなく経由便でした。

最初に見つけた大手代理店と、その格安旅行会社の
ツアーの差額は5万円。

大手の方は、Bホテルに滞在することが
「確約」されたツアーでした。

格安~の方は「ホテルは変更になる可能性があります」と
米粒よりも小さな文字で隅っこのほうに書かれていました…。

一見同じ条件風なのに、一方は安いということには
ちゃんと理由が潜んでいるのです。

5万円をケチったばかりに望んだホテルには泊まれず、
飛行機も直行便でなく経由便でムダに時間を過ごし、
不本意な旅行となりました。

なにより、旅行中私はずっと気持ちがクサクサしてしまって
友人との関係も気まずいものとなってしまいました。

 

安いことには理由がある。安物買いの銭失い。

 

安い物を買うことが、全て良くないとは言いません。

たとえば、ずっと狙ってたモノが、
バーゲンで定価の半額になったのを手に入れるのは
ちょっとした勝者の気分です。

アウトレットモールで自分好みのものや
探し求めていた通りのものを見つけたら
即座に買うべきですよね。

本当に欲しいと思っていた品なら、
タンスの肥やしにしたり
買ったとたんに興味をなくすこともないでしょう。

 

考えなければいけないのは、「買う」理由が
「それが好きだから」なのか、
「値引きされてるから」なのか、ということです。

フラリと入ったショップで
ディスカウントされている物を見つけて買いたくなったとき、
「それが元の(値引きされる前の)値段でも自分は買うか?」
「それが倍の価格でも買うか?」
と考えてみるだけでも、
安いというだけで衝動的に買いそうになるのを思いとどまり、
ムダな買い物を減らすことができるでしょう。

 

今日もお読みくださいましてありがとうございました。

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