『運』は伝染します。
(このタイミングで伝染なんて書くのもナンですが)
運の良い人と付き合うと、その人から良い運気を
おすそ分けしてもらうことができます。
でも、その逆もまたしかり。
運が悪い人と一緒にいると、
自分の運気まで下がってしまいます。
経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんは、
採用面接では必ず
「あなたは運が良いですか?」
と尋ねていたそうです。
「いいえ」と答えた人は、
どれほど学歴が高く、採用試験の成績が良くても
不採用にしたといいます。
この質問で、その人が持つ思考スタイルを、
一瞬で見抜くことができたのだと思います。
つまり、他人から見て不運だと思えることでも、
自分は運が良いと思える前向きな思考ができる人かどうか、
ということ。
仕事をするうえでは、とても重要な素養ですよね。
更には、組織でともに働く仲間になるなら、
自分は運が悪いと思ってる人よりも、
「私は運が良い」と言える人のほうが
良いに決まってますよね。
世の中で、成功者と言われる人ほど
付き合う相手をシビアに選んでいます。
ストレートに言ってしまうと、
運の悪い人とは付き合わないのです。
相手を見て付き合うとか付き合わないとか、
なんだか打算的でイヤな感じ~
と思うかもしれません。
だけど何しろ、運は人から人へと伝染するんです。
だから『君子危うきに近寄らず』。
キケンなことにわざわざ近づく必要はないのです。
というわけで、避けたい相手『運が悪い人』って
具体的にはどういう人を指すのかというと、
たとえば
✔ 否定的な発言が多い
✔ 言葉遣いが悪い
✔ タイミングが悪い
✔ 直感で違和感を感じる
といった人たち。
✔ 否定的な発言とは、言うまでもなく
愚痴、悪口、不平、不満、他人のウワサ話など
ネガティブな内容のこと。
或いは、自分がいかに不遇であったり
ツライ思いをしてるかといった、
自己憐憫に満ちた話などもそう。
やさしい人ほど、話を聞いてあげようと
相手になってしまいがちですが、
そうこうしているうちに
運の悪さもしっかりうつされます。
また、誰かが何かにチャレンジしようとしている時などに、
「難しいんじゃないの?」
「失敗したらどうするの?」
「あやしくない?」
などと、
相手を心配してアドバイスしているように見せかけて、
実際にはそれを諦めさせようと
足を引っ張るのもそうです。
こういう人と一緒にいると、
新しいことに挑戦したり行動する気力もなくなっていき、
チャンスもつかめなくなってしまいます。
✔ 悪い言葉遣いとは、
バカだアホだと人を侮辱する言葉はもちろん、
上にも書いた愚痴や悪口のたぐい。
聴いたら耳も人生も汚れそうな、
ネガティブな言葉を多用することです。
✔ タイミングが悪い人のことを、
風水では『運が悪い人』と考えるそうです。
時間にルーズでよく遅刻をする人は、
タイミングが悪い人の典型です。
時間にルーズな人は、実際のところ
時間だけでなくあらゆる面でルーズです。
そういう意味で、とても運の悪い人だといえます。
余談ですが、運気が下がると、『時の運気』を逃しやすくなります。
時の運気とは、環境が運んでくる外からの運気のことを言います。
買い物に目当てのお店にいったら、臨時休業していた。
行列に並んでいたら、自分の目の前で売り切れになった。
チェックインした飛行機が、急に飛ばないことになった、etc.
肝心なところで必要なものを取り逃してしまうのです。
「なんか最近ズレることを多いなぁ」なんて自覚があったら、
自分の運気が下がってるのかもしれません。
✔ 直感で違和感を感じる相手は、
必ずしも『運の悪い人』というわけではありません。
でも、初対面の瞬間に違和感を感じる
もっとハッキリ言うと、嫌な感じを受ける相手は、
少なくとも自分には合わない人、
必要ない人と考えて良いでしょう。
無理に合わせていると自分が疲弊してしまうので、
つまりは自分の運を下げることになります。
何か違うなと感じる相手とは、
無理に付き合う必要はありません。
他にも、
何かと悲観的でマイナス思考、
不安やストレスに弱い、
清潔感がない、
暗い、
頭が固い、
という人も、『運が悪い人』と言えそうです。
「運の悪い人とは付き合わない」ということで
運の悪い人の分かりやすい特徴をあげてみましたが、
どんな人と付き合うかは、自分の自由。
全て自分が決めることです。
『朱に交われば赤くなる』という諺があるように、
付き合う相手からの影響や、運の伝染力はとても強いので、
もし自分の運をもっと良くしたいと思うなら、
付き合う相手を見極めることはとても大切です。
それと同時に、
自分自身が周囲の運気を上げられるような
『運の良い人』になれるよう、
自分を磨くことも肝要ですね。
今日も最後までお読みくださいましてありがとうございました。