週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

不機嫌は恥ずかしい。自分の機嫌は自分でとる。

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         人間の最大の罪は不機嫌である。 ゲーテ(ドイツの詩人)

在宅ワークは多少不便もあるけれど、周囲の人の機嫌を気にしなくていいから快適」だと喜んでいる友人がいます。彼女の職場には、気分の波が荒すぎる人が複数人いて、顔を見るたびに「今の機嫌はどんな感じだろう」と、ビクビクしているのだそう。

          不機嫌は恥ずかしい。

今日は上機嫌とか不機嫌とか、自分で自分の気分もコントロールできないような、幼稚な人のことなど放っておけばいいのに、というのが私の正直な感想です。会社は仕事をするところで、人のゴキゲンとりをするところではありません、という正論を言ってみたり……。でも、実際にその場に自分が居合わせたら、やっぱり気にせずにはいられないことも、よく理解できます。

私も会社員時代は秘書をしていたので、自分のボスに朝の挨拶をするときには、その顔色もよくうかがっていました。顔色をうかがうって、要するに、機嫌がいいか悪いか見極めてた、ということですが。

あからさまに機嫌を顔や態度に出すような人は、幸いなことに一人もいませんでしたが、時には「今朝はあまり機嫌は良くなさそうかな」と感じることもありました。

そういう時に私がしたことは、放置しておくこと。

不機嫌そうだからと、こちらが機嫌を取ってあげる義務もなければ、相手の気分に合わせて自分もオロオロしたりする必要もありません(と、偉そうに言ってますが、散々オロオロ悩んだり、アタフタ試行錯誤した挙句に、やっと辿り着いた境地です)

「(この人は)今はそういう感じか」と観察して、とりあえず認識しておくだけでいいのです。自分も含めて誰にだって、気分に多少の浮き沈みはあるものだと思っておくと、誰かの不機嫌に遭遇しても不必要にストレスを感じたりすることもなくなります。

          不機嫌は恥ずかしい。

それにしても、冒頭に書いた友人のオフィスのように、その時々の気分をまき散らす人を野放しにしている職場があるとすれば、それはそれで問題がありそうです。もちろん、不機嫌をまき散らす本人が一番悪いのは、言うまでもありません。

大人になると、上機嫌でいること自体がマナーです。

誰でも体験していると思いますが、機嫌の良し悪しって秒速で伝染します。

特に不機嫌は、その人がドアから入ってきた瞬間にすぐにわかるくらい、ピリピリだったりドンヨリした気配を発しているもの。そしてその不穏な空気は、ほぼ瞬時にオフィス全体に広がって、その場に居合わせた全員が感化され、なんとなく気が落ちたり雰囲気が悪くなったりするのです。

不機嫌な人が一人いる場合、その場の空気をととのえて元通りにするためには、上機嫌な人が3人以上いなければならないことが、科学的に証明されているそうです。逆に言うと、不機嫌パワーは上機嫌の3倍もの影響力があるということです。

だから、部署にたった一人でも不機嫌な人がいると、あっという間に周囲も毒されて、ドンヨリしてしまうのでしょうね。

この不機嫌者が、いわゆる上司・管理職といった指導者的立場の人だったりしたら、さらに目も当てられない感じ。立場が上になればなるほど、自分の気分は自分でちゃんとコントロールし、職場では常に上機嫌でいるというくらいの気構えを持つべきかもしれません。

          不機嫌は恥ずかしい。

人の不機嫌に反応しない・影響されないことも大事ですが、一番大切なのは、できるだけ自分はいつも機嫌良くいることです。

このブログにも書いたことのある、「悲観は気分に属し、楽観は意志に属す」という哲学者アランの言葉があります。

 

 

楽観主義と同じく、上機嫌になることにも意志の力が必要です。

その時々の気分に流されず、どんな時も上機嫌でいると決めて、フリでもいいから機嫌が良さそうにしてみる。すると、そのうち本当に機嫌が良くなってきます。ゴキゲンでいると、さらに機嫌の良くなるような出来事や人が集まってくるようになるのは、『類は友を呼ぶ』の法則通りです。

 

気分に波があるのは人間らしさの証拠かもしれません。でもその波は、負の方向には小さいことに越したことはありません。そして個人的には、できれば「気分は高め安定(ゴキゲン)が自分スタンダード」とでもいうような、スマートな大人になりたいと思います。

 

今日も最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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