話していて、「疲れるわ~」「面白くないわー」と感じてしまう、話がつまらない人っていますよね。
会話の上手下手ではなく、相手の興味を斟酌せずに、自慢話や自分の話ばかりする人。
ほんとにツマラナイです。
中でも特に、自分の家族や職場の同僚といった、聞いてるコチラは見たことも会ったこともない「身内の人」の話を延々とする人って、相当の困り者です。
◆「身内」と自分の話ばかりする人の性格
他のサイトにも同じようなことがたくさん書かれていますが、自分の話ばかりする人って要するに、こういうパーソナリティの人のようです。
✔ 人の気持ちを考えない: 人がどう思っていようと気にしないのです。相手がこの話題を楽しんでいるか、退屈してないか、興味を持っているかと少しでも考えられるならば、自分にしか状況を理解できない話をグダグダ続けたりしません。
✔ 空気を読めない: これも上の理由と一緒です。聞いてる相手も楽しんでいるかなと、雰囲気を察することができる繊細さがあれば、面白いのは自分だけな話を延々喋りはしないでしょう。
✔ 自己中心的: 上2つと、同じような理由です。
✔ 話題が無い: これは確かにそうかもしれません。知らない世界のことは喋れません。特に趣味などもなく、日常の行動範囲が家庭と職場だけに限られてるなら、当然それに関する話題しか出て来ません。
◆「身内」を語りたがる人々
それが自慢でも、自己卑下だったとしても、「自分語り」というもの自体、聞かされて面白いと思う人はほとんどいないでしょう。
それでも、まだ自分自身について話すならマシなほうです。
どうしようもなくツマラナイのは、知らない人の話。
その人の家族や同僚といった、聞かされる方が顔も知らない人のことを、まるで皆が知ってる有名人でもあるかのように、やたらと話題にする人がたまに(結構?)います。
私自身の経験では、「身内語り」をする人は、年齢性別問わずに存在しています。
例えば、
✔ 会社の同僚だった当時40代半ばの男性は、暇さえあれば勉強の出来る娘さん自慢をされてました。まだ中学1年生だけど、将来は東大に行ってくれるに違いないと夢見る瞳で語られても、いつも「楽しみですね」という判で押した返事しか返せませんでした。
✔ 10年ぶりくらいで偶然再会し、メールのやりとりが始まった同級生の男友達は、毎回のメール内容の9割が、二人のご子息と社会的地位の高いポジションにあるご両親自慢。なぜか奥さんのことを書いてないのは、何らかの意味があるのかどうなのか?? 直接会って話を聞かされるのでない分まだマシですが、顔も知らない「御身内」のことを長々と書かれても、芸能人の不倫話以上に興味も関心も持てません。
✔ 最も厄介なのが、20年来の女友達。ほんのたまにしか会いませんが、会って喋るとその中身の7割が家族ネタ。あとの3割が「(私の)知らない同僚・友人」の話。「お父さんとお母さんが今度旅行にいく」とか、「妹が彼氏とケンカした」といった日記に書くような話題から、「(友達の)Aちゃんってお菓子作りがプロ並みやねン。すっごく美味しいから売ればいいのに」「(同僚の)Cちゃんってすごい酒豪やねン。一晩中飲んでも平気な顔してる」って、返事を求められてるのかスルーしていいのか、毎回悩んでしまう話がいつまでも続きます。
私がとても機嫌が良くて親切な気分でいるときは、「どこに旅行に行くの?」とか「なんでケンカしたの?」と、会話を繋げるときもありますが、同じような話が延々続くと、もう棒読みで「へー」としか言えません。
個人的なネタ話をつらつら書いてしまいましたが、こうして改めて文字にすると、身内語り(=自分の話ばかり)をする人って、聞いてる相手との「会話」を望んでいないようですね。
「一方的に自分の話を聞かせたいだけ」といった印象で、やっぱり上に書いた性格の特徴そのままです。
なので、極めて私個人の独断と偏見に基づいた意見ですが、喋ってる当人しか知らない家族や同僚・友人の話題に対しては、まともに返事をしようと努力する必要はないと思います。
◆「身内」ネタは聞き流す。反応しない。
繰り返される退屈な話には、退屈してるという態度で応じればよいのでは、というのが私の個人的スタンスです。
友達関係など遠慮のない間柄なら、「またその話?」「会ったことのない人の話題されてもよくわからない」などと、自分はその話題を楽しんでないということをアピールしてみるといいかもしれません。
直截に言うか婉曲に伝えるかは、それぞれの性格や相手との関係性によりますが。
相手がそれほど親しくない人だったら、「そうなんですか」「ふーん」と、熱のこもらない相づちで対応といった感じでしょうか。
人は、周りが静かになったり相手の反応がない時には、話をするのをやめる傾向にある、とも言われています。
いつまでたっても退屈な話題が終わらないようなら、相づちもやめて完全に黙ってみるのもいいかもしれません。
◆ 最後はやっぱり、距離を置く。
人とのお付き合いは、相手を思いやりながらも、まずは自分の気持ちが最優先です。
仕事でもないのに、相手の欲求を満たすために気を遣って自分が疲れたり、イライラしてストレスを感じるのは間違っています。
少なくとも、自分ことばかり話したがる人は、聞いてる相手なんて誰でもいいのです。自分を語りたいだけなのですから。
そんな人の相手をするのに疲れたり、この人とはやっぱり合わないなと思ったら、自分の心の衛生のために、少しずつでも相手との距離を取っていくのが賢明です。
今日も最後までお読みくださいましてありがとうございました。