週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

意識を向けるものが拡大する。

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  「意識を向けるものが拡大する」  オプラ・ウィンフリー(米国司会者・女優) 

人間の心理には、「特定の物事を意識し始めると、それに関連する情報が自然と自分のもとに入ってくる」という、カラーバス効果(color bath effect)と呼ばれるものがあるそうです。カラーバス効果の有名な例では、「今日は黄色い車を見る」と決めて外出すると、黄色い車が妙に頻繁に目に入ってくるというもの。車だけでなく人の服装やお店の看板などと、とにかく「黄色」の物が度々目についたりもします。また、英会話のレッスンを新しく始めた人なら、街を歩いていてもネットサーフィン中でも、英会話スクールや留学・海外旅行などといった英語に関連する情報をやたらと目にするようになったりとか。自分が気になっていることに関する情報が、勝手に自分のもとにやってくる気がするのです。

          意識を向けるものが拡大する。

 

◆興味がないものは見えない 

人間は、自分が興味のないものは、たとえ視界に入っていても情報として受け取りません。よい例が、毎日朝晩通る、通勤通学の道中。「ここにこんなモノ、あったっけ?」というのはよくある話で、見ているはずなのに見ていない物事はたくさんあります。先ほどの「黄色い車」も「英会話」も、自分が興味がない時には存在しないも同然だったわけです。でも、それを意識し始めたとたん、「カラーバス効果」で、それ以前とは違う世界が見えるようになったのです。つまりは、自分が何に意識を向けるかで自分の世界が変わる、ということです。

愉しいことや嬉しいことばかり考え(意識し)ていればそれに見合った世界が、不安や不満ばかり意識していればやっぱりそれに見合った世界が、自分の人生に展開されていくというわけです。意識的・無意識にかかわらず、意識が向けられている事柄・状況が拡大していくのです。それならば、絶対に、自分が望むことに意識を向けるのが得策ですよね。

人の意識には「ネガティブ・バイアス」というものがあって、ネガティブなことに向きやすいのだそうです。メディアが報道するニュースの多くがネガティブな内容だということもありますが、多くの人が無意識に、事故や災害といったものに意識を向けています。それらにフォーカスし続ければ、それらを自分の人生に体験することになるのです。今年はインフルエンザに感染する人が例年よりかなり少ないそうです。コロナウィルスに用心して、皆が手洗い消毒を徹底している効果もあるでしょうが、コロナウィルスに気を取られてインフルエンザに意識を向けていないから、ということでもあるのです。

          意識を向けるものが拡大する。

 

◆意識するから現れる

自分の人生のパターンはどうでしょうか? 望んでないはずなのに、同じような不本意なパターンを体験することが重なったら、自分の無意識が何に向いていたのかを意識してみる(考える)といいかもしれません。

知人に、派遣社員として長年いくつもの会社で働いてきた女性がいるのですが、彼女はどの会社に行っても、毎回いつも「同じ部署に意地悪な人がいて、イケズ(意地悪)される」と言うのです。何がきっかけだったのかはわかりませんが、どの職場に行っても同じ状況が繰り返されているのなら、彼女の意識が「必ず意地悪な人がいる」ということにフォーカスしてしまうパターンができてしまってる結果と言えます。そして、彼女が意識する方向を変えない限り、また新たな職場に移ったところで同じような意地悪な人が出現することが繰り返されるのです。

営業職に就いている友人は、どれほど頑張っても売り上げ成績が伸びず、つくづく自分はセールスに向いてないと悩んで会社を辞めようとしていました。会社の先輩にそれを相談したところ、契約成立にこぎつけた案件も少なからずあったのだから、その成功時と同じように考えて行動してみるようアドバイスされたそうです。言われた通りに友人は、営業に行く前から断られた場合を想定してしまう後ろ向きな考え方を変え、契約成立したときの達成感を思い起こしながら営業に取り組み始めました。その結果、営業スタイル自体は変えてないのに、少しずつ成約件数も伸び始めたそうです。「断られるかも」という方向から、「きっと成約する」という方向に意識を向け直したことで、仕事が上手く回りだした一例です。

 

◆欲しいものだけ意識する

内側(意識)を変えると、外側(経験)が変わります。これは精神論ではなく、望む人生を生きるための、とてもシンプルな方法です。何を考え、何に意識を向けるかで、人生は大きく変わるのです。

 

今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

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