週末職人

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他人は自分じゃない ~人に期待しなければ楽になる~

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他人に期待しないで生きてると、とても楽です。ここでの『人に期待する』ってどういうことかというと、『相手を自分の思い(=期待)通りに動かそう』『相手の言動をコントロールしよう』と無意識に思っているということです。『他人は自分じゃないということに気づいて、自分が思うように人に動いてほしいと期待するのをやめたら、ストレス激減すること間違いなしです。

          他人は自分じゃない ~人に期待しなければ楽になる~

*「受け取ったら即座に連絡してくるはず」という期待*

直近で、私が身近に経験した例です。Aさんが、Bさんに誕生日プレゼントをおくりました。Bさんのお誕生日当日の、午前中到着指定の宅配便で。Aさんは配送会社の”荷物追跡システム”を使って、送ったプレゼントがBさん宅に、ちゃんと指定通りの日時に届いたことを確認しました。Aさんは、「(プレゼントを)午前中に受け取ってるはずだし、そろそれお礼の電話かメールがあるだろう」と思いました。でも、いくら待っても連絡がありません。結局、待ち焦がれたお礼のメールが来たのは、その日の夜遅くになってからでした。その間Aさんは、ず~っと「受け取ってるのになんで何も言ってこないんだ」とイライラしていたそうです。そして私に、「普通、受け取ったらすぐ連絡するよね? 何も連絡なかったら、ちゃんと荷物届いてないのかってこっちは心配するやン?!」と怒りながら訴えたのでした。

これぞまさに絵に描いたような、『他人に期待する』の典型例です。AさんはBさんに、「プレゼントを受け取ったらすぐに連絡してくる」ことを勝手に期待していて、その期待通りにBさんが行動しなかったことに、勝手にイラだっていたのです。

「普通」というのは、Aさんにとっての「普通」なんです。「受け取ったらすぐに連絡する」というのも、Aさんはそうする人だとしても、他人はそうとは限りません。「荷物が届いたかどうか心配」するのはAさんの勝手。心配もなにも、ちゃんと自分で”追跡”して到着したのを確認してるんだからw。これは単に自分を正当化したいがための、詭弁です。

 

*暑い日には冷たいお茶。今日中って何時まで?*

他にも例えば職場なんて、「他人に勝手に期待してその期待が裏切られ(=自分の理想通りに動いてくれない)イライラする」ことの宝庫ですよね。私自身、会社員時代をちょっと振り返るだけで、次から次へと思い出されます。

5月の気温高めの日に来客があり、部下にお茶を頼んだら温かいお茶を持ってきた。「今日は暑いから冷たい飲み物の方がいいかもしれないって、ちょっとは気を利かせて考えられないかなぁ?!」と、勝手に期待してその期待を裏切られ不機嫌になったブチョー。
「今日中に仕上げてくれたらいいから」と新入社員に簡単な書類作成を頼んだら、定時の退社時刻になっても持ってこない。頼んだことをやってないのかとイラだちながら見に行ったら、「今日中って言われたので??」と、ポカン顔。いったい何時になったら出来上がるのかと訊くと、「残業して今日中に仕上げますから」と返事され、絶望していた同僚。
他にも書きだしたらキリがないので止めておきますが、要するに、「こう動いてくれるハズ」「こうすべき」と、他人に勝手に自分の理想を投影して『期待』するから、イラだったり絶望して、感情を消耗することになるのです。 

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*”他人は、自分とは別の人間” であることを認識する*

「人に期待するな」と言うと、なんだか冷たい印象を受けますが、つまりは『他人は、自分ではない』ということを認識するだけのことです。「自分ならこうする」「”普通は”こうするでしょ?」「こうされたら、こういう風に動くべき」と、自分自身と同じ対応や自分の望み・理想を、人に求めないことです。先のAさんのように、Aさん自身はプレゼントを受け取ったら即座にお礼の連絡をする人だとしても、それと同じ対応をすることを、Bさんに期待してはいけないのです。そこを勝手に期待してしまうから、イライラやストレスが生じてしまうのです。
 

*人に期待するのをやめると、ストレスが減る。喜びが増える*

他人は自分じゃない」ことをしっかり認識し、人に過大な期待をしないことで、心に余裕が生まれます。誰かに仕事を任せるときも、期待値を下げておけば、期待以上のものが仕上がってくるだけで思いがけない喜びを感じられます。期待に満たない場合でも、そもそもの期待値が低いので、大きく落胆することもなく、感じるストレス度合いも小さくなります。
期待していて応えてもらえなかった時には、心が傷つくこともあります。遊びに行く約束をしていたのに直前でキャンセルされたとか、誕生日のお祝いをしてもらえると思ってたのに何もなかったとか、期待が大きいほど裏切られたで傷つくでしょう。そんなときでも、「相手は自分とは違う人間」「自分が考えるのと同じように、相手も考えるとは限らない」のだと認識すれば、相手の言動にいちいちストレスを感じることはなくなります

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*他人は変えられない。でも自分は変われる*

何度も同じことを書いて恐縮ですが、「他人は自分とは別の人間である」ということは、当然すぎて考えもしないことかもしれません。でも、これを改めて認識するだけで、どんな人間関係のイライラも、相当解消することが可能になります。他人の思考はコントロールできません。でも、自分の考え方ならば、より軽やかに心地よく生きられるよう、いくらでも変えていくことができるのです。

 

今日も最後までお読みくださってありがとうございました。

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