昨日は京都市内にも薄っすらと雪が降り積もって、冬らしい景色が見られましたが、晴れた日には、春に向かって日差しが徐々に強まってきているのがよくわかりますね。特に午前中、東側から入ってくる日差しは明るくまぶしいので、部屋の中のホコリも目立たせてくれます。これからは花粉の季節でもあるので、花粉症の人は、マメにお部屋の拭き掃除をしたり加湿を心掛けると良いと思います。
いったん症状が出ると治らないと言われてる花粉症ですが、中学生のころからひどい症状に悩まされた私は、大人（社会人）になってから完治しています。病院などでの特別な治療は何もしてませんが、免疫力をアップさせる食事や運動を常に心掛けたり、肌を守るスキンケア、そして得意の（？）自己暗示が奏功したのか、今では花粉症の症状は一切出なくなりました。
花粉症に悩んでいる人は、外出から帰宅した際には、玄関先でコートやジャケットなどを脱いでよく払い、花粉をできるだけ屋内に持ち込まないようにするなど、地味で些細なことを心掛けるだけでも、症状は軽減します。
私自身がそうだったのですが花粉症の人は、朝、くしゃみとともに目覚めるという経験はありませんか？ 家の中に持ち込まれた花粉やホコリは、人が寝静まった夜の間に床に落ちて溜まるので、床に近い位置に顔を置くことになる就寝中に、それらを吸い込んでしまうそうです。そして、人が目覚めて起きて動き始めると、その動きとともに、床に落ちていた花粉もまた空中に舞い上がり始めます。
そういった室内の花粉対策には、加湿器を使うのが効果的です。イメージ的には空気清浄機のほうが花粉を吸い取ってくれそうな気がしますが、花粉に限って言うなら、加湿器のほうが断然効果があります。
雨の日には花粉の飛散が抑えられるので、症状が落ち着く人が多いと思いますが、その雨の日とおなじ状況を室内で作れるのが加湿器です。室内の湿度を高めることで、花粉が水分を含んで重くなって床に落ちるため、空気中に浮遊しなくなるのです。そして、床に落ちた花粉は、拭き掃除をしてきれいにふき取るようにすれば、花粉症の症状が出るのをかなり抑えられるはずです。
ただ、花粉を落とそうと加湿しすぎると、カビや結露といったまた別の問題が発生してしまいます。なので、目安として、湿度は４０～６０％くらいが丁度良いと言われています。部屋を加湿すると、花粉症の症状だけでなく、目やノド・鼻の乾燥も防げるので、ドライアイや、風邪・インフルエンザ対策にもなります。インフルエンザウイルスは、室内の湿度が高いほど生存率が低くなるそうですよ。
ちなみに、空気清浄機が花粉対策には弱いというのは、花粉は重みがあるため、空気清浄機に吸いこまれる前に、床に落ちてしまうからです。
加湿器には、気化式・スチーム式・ハイブリッド式・超音波式などなど色々種類がありますが、個人的にはスチーム式が一番おすすめです。
スチーム式加湿器は、タンク内の水を沸騰させ、その蒸気で空気中を加湿する方法です。加湿のスピードが速く、水を煮沸させるので比較的衛生的に使え、広い範囲を加湿できます。イメージ的には『石油ストーブに載せたヤカンから出る沸騰した蒸気』といった感じですね。蒸気の吹き出し口は熱くなるので、ヤケドしないようその点は注意が必要ですが、フィルターなどもないのでお手入れも楽です。
加湿器は、水を使うものなのでカビや雑菌が繁殖しやすく、マメな手入れが必要です。毎日使用するものだけに、フィルターを使っているものなど構造が複雑なものだと、そのお手入れが面倒になってサボってしまいがちです。そういう理由で個人的には、シンプル構造のスチーム式加湿器が一番使い勝手が良いのではと思っており、それを基準に選んで私がずっと使っているのが、ヴィックスのスチーム加湿器です。
Vicks スチーム式加湿器 V150SGNL 並行輸入品【日本語説明書つき】
「加湿器以外の何物でもない」といった、オシャレ感など皆無な実用一辺倒の見た目ですが、色々な加湿器を使った中でも、「とにかくしっかり加湿する」「手入れが楽」という２大条件を、無骨に満たしてくれているのがコレ↑なのです。
親しい友人などに良い加湿器がないか訊かれたら、いつもこれを勧めますが、見た目だけで判断して却下するという失礼なヒトもおり…（笑）。そういう場合は、「同じヴィックスの別タイプもあるよ」と紹介はしますけど、個人的にはこの↑丸い形が好みです。
これは「別タイプ」のほう。VICS(ヴィックス) スチーム式加湿器 V750
マメなお手入れが苦にならない人は、アロマオイルを使えるタイプの加湿器で、花粉症に効果が期待できる精油も一緒に使ってみるというのも、良いかもしれませんね。
コロナウイルス騒動で、マスクの品薄状態が続いているというのは、花粉症対策にも影響しそうですね。先日私は、布製のマスクを作ってほしいと頼まれたのですが、いつも行く生地屋さんにガーゼを買いに行ったら、なんと売り切れ。もともとガーゼ生地自体をそれほどたくさん扱っていないお店なのですが、お店の人によると、「使い捨てマスクが手に入らないので、ガーゼで自分で作る」という人たちが、少なからず買いにこられたそうです。
ガーゼのマスクでは花粉が通り抜けてしまうという話もありますが、しないよりはずっとマシです。ワセリンを鼻の入り口ギリギリ付近に塗っておけば、飛んできた花粉がそのワセリンにくっついて鼻に入るのを防ぐ効果が期待できる、と紹介していたドクターもいましたが、こういう方法とガーゼマスクを併せて使うといいかもしれませんね。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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