少し前に入手した、フランスメーカーのジャカード生地でポーチを仕立てました。
ジャカードなのでもう少し厚みがあるかと思ったら、思いがけず薄手。
そしてとても柔らかな生地です。
しっかりと自立する張りのあるポーチにしたかったので、当初、いつも使ってる厚手で硬めの接着芯を貼り付けたら大失敗。
接着芯と生地を貼り付けるために高温でアイロンをかけたところ、ジャカードのほうが熱で少し縮んでしまったんです。
接着芯は高温でないとくっつかないし、どうしたものかと悩み、あれこれ試行錯誤してた挙句、結局もっとも薄手の接着芯を二重に重ねることにしました。
そして、自立させるための張りをだすのには、ポーチ本体の中央部分、押し口の口金を中心に5センチほどの幅だけに、厚手の接着芯をさらに重ねました。
いわゆるお腹の部分にプルンと張りが出たことで、全体的にもふっくら膨らみ、意図したとおりに出来上がりました。
今回の形は少し変形というのか、ポーチの一番広い部分(ツンととがってる両側)がキュっと腰高な感じに仕上がるよう型紙をひきました。
両端がキュっと上にあがるだけで、よくある裾広がりのがま口とは、かなり印象が違ってくると思います。
大きい方は口金の形状が少し特殊なので、あまり腰高にはならなかったのですが、小さな方は、縦横どちらの中央で線をひいても、きれいに対象になる形に仕上がっています。
また、マチも小さい方が5センチ、大きい方は9センチとかなり大きく取っているので、容量もタップリです。
メイク道具や常備薬、ちょっとしたお菓子などなど、日常のお出かけだったらこの2つを持ち歩けば必要なものはほぼ全て入るんじゃないかと思います。
こういう布小物類は、お揃いの生地で出来たサイズ違いのものをいくつか持つことで、バッグの中でも、例えば旅先のバスルームに置いた時などでも、統一感のあるスタイリッシュな印象を演出することができます。
ポーチ以外にも、ハンドバッグと小さながま口ポーチとか、キーケースだとか、最低2点はお揃いになるよう作るのが私の定番スタイルです。