最近は、編み物ばかりしていました。
冬だからというワケでもなく
その理由は単に、
気に入った生地がなかったから(;'∀')。
本来は、糸よりも布を使った
モノ作りが好きなのに。
そんな中で、やっと
「これは!」と見つけたのが、
イギリスLINTON社の
ファンシーツイードでした。
ツイード生地は、リントンの物が
世界一だと個人的には思っていますが、
今回の生地はこれまたとっても華やか。
ゴールド等のメタリック系ヤーンに加え、
毛足というか長さが1センチほどもある
ホワイトのヤーンがフサフサしています。
こんな生地で春物のジャケットとか作ったら
どれほど素敵でしょう。
でも、そんな大物を作れる高度な技術は
私は持ち合わせていないので、
やっぱりいつものように自分らしく
小さなモノを作りました。
腰高フォルムの、口金ミニポーチ ↓
腰高フォルムというのは、
ポーチのとがった部分(一番広い所)の位置を
よくある”がま口”よりも上方に作っているから。
全く大したことではありませんが、
私のオリジナル(!)の形です。
(ふつうの”がま口”の形は下半身デブみたいに見えて
好きじゃない、というだけのことです)
さて、話を戻しますと。。。
表地に、豪華なツイードを使ったので、
内布も今回はリネンなどではなく
帯用に仕立てられた織物生地を使いました。
夏帯用の無地のものですが
帯らしくしっかりと厚みもあり、
ファンシーツイードに負けない格があります。
服がそうですが、上等なものには、
裏地も上質な生地が使われてますね。
先日とあるお店で見つけたレザーのがま口は、
内布にスカーフのような模様のある
シルク生地が使われていたんです。
それを見た時、表と裏、
内と外のバランスを取るって大事だと
あらためて気づいたのでした。
ということで今回は、
なかなか『上等』なミニポーチが
完成しました。
ちなみに使ってる口金も、
京都の口金専門店「まつひろ商店」さんの
とても上質な作りものです。
今日もお読みくださいましてありがとうございました。