旅行雑誌に載っていた氷山の写真を眺めているうちに、冬の色合いのブローチを作ろうと思い立ちました。
あまり凝ったものにしたくなかったので、再びシンプルな「まる〇」型で。
でも以前に作ったものと、ただの色違いなだけにはしたくなかったので、多少工夫をこらしました。
使ったのは今回も刺繍糸。
深いけれども少し明るさのあるブルーと、ほんの微かに青みを感じる白銀色。
どちらもいわゆる、Winter Blueという感じでしょうか。
雪が降り積もった北欧の森の奥深くで、月明かりの白い光に照らされてひっそり咲い
ている不思議なかたちの花、というイメージ。
作り方は至ってシンプル。
0.6mmの極細レース針で、刺繍糸1本を円形に好きな大きさになるまで編み、
一つはそのまま真ん中に花芯としてシルバーの刺繍。
あとの二つは、大きさ違い、色違いの「円」を重ねてそれぞれ中央に刺繍をほどこしました。
もっと色をたくさん使うとカラフルに可愛らしくなるかもしれませんが、私は基本的に同時に使うのは3色以内と決めています。
多色使いが得意でないということもあるけれど、にぎやかさよりもシンプルで静かな感じが好みです。
今回のこのブローチは、白やグレーのコート、ストールをまとうときに、襟元にお供に付けてみたい感じ。
ちなみに、編み針は「アミュレ」の12号、刺繍糸は「DMC」のものを使っています。
DMC刺しゅう糸25番 青系(色番162-3843) ページ6/20 117 (メール便可)