7月のハンドメイドも、やっぱり
「裂き編み」からのスタートです。
今回は、知り合いから頂いた
古い着物の胴裏を使いました。
表の布はウールだったので、
とりあえず今の時期(暑すぎ)は
触りたくなかったので。
さて、長期間、蔵で眠らせていたという
その着物を広げてみると、
胴裏には一面のシミ(゚д゚)!
白い布地のほぼ全面に、
水玉模様かと見紛うほどの
薄い茶色のテンテンが点々と...。
さすがにこれはもう使えないな
と、それを見た瞬間は思いました。
けれども眺めているうちに、
「染めたら消えるかも?」
なんて悪魔のささやきが聞こえたのです。
そこからは、書けばまた長くなるので省略しますが、
結果的にはそれらのシミは、
完全に消す(隠す?)ことが出来たのでした。
それも、いつものあの「自己流草木染め」で。笑
この蒸し暑い最中、庭で汗だくになりながら
魔女のようにお鍋をかき混ぜ、
煮炊き物をした甲斐がありました。
作業前には、シミを完全に隠すためにも
濃いグレーに染めるつもりでした。
でもその胴裏生地は化繊混紡だったようで、
あまり色が入らなかったのです。
染める(煮込む)&媒染を
それぞれ3度ずつ繰り返し、
やっと「何とかグレーに染まったな」という感じ。
さすがにもうそこで諦めて、
梅雨空に干して、乾くのを待ちました。
乾かすと更にグレーの色は薄くなりました( ;∀;)
けれど、シミはどこにも見当たりません(゚д゚)!
そして最終的に出来上がったのが
”今日のコレ”↓です。
草木染めヤーンの裂き編みポーチ
今回はループなどはつけずに、
シンプルな細編みだけで
ポシェットを作るつもりで
編み始めました。
けれど、思っていた以上に
生地(ヤーン)の分量が少なくて、
途中で足りなくなったのです。
小さく編みなおすのも面倒だし
別のヤーンを足そうか等々考えてたら、
ふと目に留まったのが文鎮口金。
なんとなく合わせてみると、
編み地の横幅と、文鎮口金の幅が
ほぼピッタリじゃありませんか。
ということで、この二つを合体させて
シンプルなポーチに仕立てたのでした。
間に合わせではありますが、
口金のおかげで見た目の体裁は
なんとか整った感じ?
これで一応、あのシミだらけだった布も
捨てずに活かすことができました。
でもいずれにせよ、もう
化繊の染色はコリゴリです。
絹ならば、染液につけるとサッとその色に染まり、
媒染液に浸せば即座に変色してくれるのに。
化繊は丈夫なぶん、ガンコですね(笑)。
今日もお読みくださいましてありがとうございました。