週末職人

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脳ナビを使って、望む未来にたどり着く。

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「レジ袋が有料化されるし、エコバッグが要るなぁ」と考えてたら、やたらとエコバッグ情報ばかりを見聞きするようになった時がありました。いわゆる、『シンクロニシティ』というものでしょうか。あるいは、『脳のRAS機能』によるもの??

シンクロニシティとは、日本語では『同時発生』とか『共時性』と訳される、意味のある偶然の一致のことです。「あの人どうしてるかな」と考えたとたん、その相手から電話やメールが届いてびっくり、というのはシンクロと言われるものです。

一方で、脳の「RAS(Reticular Activating System:網様体賦活システム)」とは、自分にとって必要な情報とそうでない情報を振り分ける、フィルターのような仕組みだそうです。
『エコバッグ』と考えはじめたとたん、やたらとエコバッグに関することが目につくようになったのは、脳がそれを認識するようになったからです。それ以前にも、エコバッグやそれに関する情報は世の中にあふれていたけれど、私が考えも意識もしてなかったから、情報として入ってこなかっただけなのですね。

          脳ナビを使って、望む未来にたどり着く。

RASは、常に思っていること・考えていることの答えや情報を、努力しなくても集めてきてくれる機能です。とすると、夢や目標達成にも、この優秀なナビゲーションシステムともいえるRASを、意図的に活用すれば良いのでは?

その方法は、カーナビと同じように、ゴール地点=目標を、脳に設定すればいいのです。

望む結果や状態を明確にして、それに関連するポジティブな問いかけを自分自身にすることで、脳が答えをさがしてくれるようになります。『エコバッグ』に関する情報と同じように、『望む結果や理想』につながる情報が、認識できるようになるのです。

大して努力してなさそうなのに、要領よくスイスイと望む結果を出している人がいますね。そういう人たちは、特別な能力があったというよりも、RASを上手く働かせるための『具体的で明確な』目標を設定していたのだとも言えます。

          脳ナビを使って、望む未来にたどり着く。

「人間が想像できることは、人間が実現可能なこと」という言葉があります。飛行機や宇宙へ行くロケット、インターネットというシステムなど、誰かが「こんなものがあればなぁ」と想像して考えた結果が、今は当たり前の現実となっています。

そこまで壮大でなくても、例えば日常の中で、
・10キロ痩せる
・世界一周旅行する
・起業した会社を上場する
・あの人と結婚する etc.

誰にでも様々な夢や目標があると思います。でも、その目標が叶った姿を想像してみたときに、明確にイメージできるものと、ぜんぜんイメージできないものがあると、思ったことはありませんか?

脳は「その人が実際に達成できることしかイメージしない」のだそうです。つまり、叶った状態をはっきりとイメージできる場合は、そうなるのに必要な資質がすでに備わっているということ。

反対に、叶った姿を具体的にイメージできないなら、まだ目標達成に必要な諸々が備わっていないということです。だけど、それはあくまでも『現時点』のものです。具体的なゴールを設定しRASを”起動”させたら、目標に向かって自分が出来る行動を続けるうちに、どんどんイメージもリアルに鮮明になり…、やがては達成できるようになります。

目標が大きかったり、達成までの道のりが長い場合は、当初のモチベーションをずっと保てないこともあります。そうならないために、そしてRASをしっかり機能させるためには、目標を紙に書いてよく見えるところに貼っておいたり、折に触れて”アファメーション(肯定的な宣言)”をするのも効果的です。

          脳ナビを使って、望む未来にたどり着く。

 人は、一日に6万回以上も思考していると言われています。そのうちの9割は前日と同じ事を考えているとも。いつも考えていることがベースとなり、「その情報を認識するか、しないか」と、RASのフィルターは機能します。前日と同じことを考えていたら、前日と同じ情報をRASが認識するだけ、ということですね。だから、望む未来や理想があるならば、ぜひとも明確に目標を設定して、RASによるフィルター(選択)基準を変える必要があるのです。

 

余談ですが、冒頭に書いた『シンクロニシティ』ネタをひとつ。
20年来の仲になる、パリ在住のフランス人の友人がいます。友人といっても、遠く離れていることもあり、普段はすっかり忘れているくらいの「薄~い」関係だったりしますが。でもほんのたまに、たぶん半年に1度くらいの頻度で、ふいに思い出すことがあります。

すると100%の確率で、その日のうちか翌日に、彼女からメールが届くのです。あまりのタイミングの良さに、これってもうシンクロニシティ以外のなにものでもないでしょ!と毎回驚くのですが、でも、「それだけ」なのです。メールの内容も、「元気?」「久しぶり。そっちも元気?」程度の往復だけ。そしてまた半年くらい、互いに何も音沙汰なしという具合です。

ユングによると、シンクロニシティは「意味のある偶然の一致」とのことなのに、今のところ、意味らしい意味は見つからず。見つけられてないだけなのか、それともこれはシンクロですらないのでしょうか。いったい何なのか、モヤモヤは続く…、という落ちのない話で失礼しました。

今日もお読みくださいましてありがとうございました。

 

GW中に読みたい本の一つです。

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