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贈り物のマナーと、特別感のあるおすすめギフト

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春は新しい出会いが増えると同時に、「お別れの季節」でもあります。卒業や就職・転勤などで離れてしまう人たちに、なにか思い出に残る品を贈る機会も多くなります。近年は、親しい間柄同士であれば、贈る品物についてそれほど神経質になる必要はないといった風潮ですが、中にはやっぱり昔からある「マナー」や「縁起」を大切に考えている人もいます。

今回は、日系や外資企業で秘書として働いてきた私が、身をもって学んだ「最低限気を付けるべき贈り物のマナー」や、流行りすたりのないオススメの特別なギフトをご紹介しようかと思います。 

          贈り物のマナーと、特別感のあるおすすめギフト

「贈り物のマナー」といっても、別に難しいことはありません。せっかくの好意が相手に無礼にならないように、「”贈り物にはNG”とされているものは避けましょう」、というだけのことです。そして、贈り物に選ぶべきではないとされているのは、下記のような品物です。

 

*贈り物に選ぶべきではないモノたち【日本編】*

✔ 現金・商品券

「金品をくれてやる」とか、「自分で好きなものを選べ」と上から目線に感じたり、相手を低く見ている印象を与えてしまう場合があります。最近はamazonギフト券などの商品券もギフトとして人気のようですが、贈る相手を選ぶ難易度の高いアイテムです。

✔ 靴・スリッパ・靴下

「足で踏む」「踏みつける」という意味合いから、履き物系は特に目上の人への贈り物としてはタブーです。

✔ 刃物

包丁やハサミといった刃物は「縁を切る」という事をイメージさせるため、縁起が悪いとされています。ただし、相手からリクエストされた場合は贈ってもOKです。

✔ 筆記用具・時計・カバン

万年筆やボールペンには「もっと精進してください」、時計やカバンには「より勤勉に」という意味があり、上司や目上の方に贈るのは失礼とされています。

✔ ハンカチ

漢字では「手巾(テギレ)」と書くハンカチは、「手切れ」「別れ」を連想させるため、縁起が悪いと考えられています。但し、色ものや模様のあるもの、刺繍を入れるなどカスタマイズしたものは問題ありません。

✔ 

「クシ」の音が、「苦」や「死」を想起させるためタブーとされています。


*贈り物に選ぶべきではないモノたち【世界編】*

外国にも日本同様、マナー違反やタブーとされている贈り物があります。

✔ アメリ

会社のロゴや社名が入っている贈り物はNGとされています。会社の宣伝を疑われるから、という理由だそう。

✔ ヨーロッパ(特にフランス)

石けんやタオル、香水を贈るのは避けたほうが良いです。「体が汚いから洗って」とか、「あなたは臭いですよ」という意味に受け取られるとか。ハンカチや寝具も同じ理由でNGとのこと。

✔ 韓国

日本と同様に、「靴」「刃物」「ハンカチ」は縁起が悪いものとされています。特に靴は、「この靴を履いて立ち去れ」という意味に捉えられるとのことで、韓国人が嫌がる贈り物の筆頭とされています。また、韓国では赤字は「死」を意味し、「赤字で書かれたもの」は「死」を連想させるので縁起の悪いものと解釈されます。

✔ 中国

「時計」「傘」「扇子」「靴」「ハンカチ」などが縁起の悪いものとされています。時計(watchではなくclockの方)は中国語で「钟(ジョン)」。時計を贈ることは「送钟(ソンジョン)」と言い、死者を弔う・人生の最期を看取る意味の「送終(ソンジョン)」と同じ発音となるため、贈り物としては厳禁です。

また「傘」は、その発音「サン」が「散」と同じため、「散らばる」「別れ別れになる」「縁が遠のく」というマイナスイメージを連想させるという理由でNG。「扇子」も同様の理由です。

さらに、靴やハンカチ、ネクタイもタブーとのことです。靴は「厄介払い」を意味し、ハンカチは悲しいときの涙をふくものだから、縁起が良くない。ネクタイは「首を絞める=相手を拘束する」を意味するので恋人以外の男性に送るのはNGだそう。

その他、宗教などによってもタブーとされる物があるので、文化の異なる国の方への贈り物はちょっと気遣いが必要ですね。

          贈り物のマナーと、特別感のあるおすすめギフト

*特別感のあるおすすめギフト*

あちこち探し回らなくても、世界で一つだけの贈り物になるものがあります。ありふれたモノでも簡単に、特別な一品に仕立てられるのが「名入れ」です。ビジネス上でもプライベートでも、百発百中で大絶賛&大喜びされたのが「名入れ」した贈り物です(個人的経験です)。

名入れできるものって実は結構色々あるのですが、一番身近なところでは、ハンカチ。上で、「ハンカチは手切れ・別れを連想させるため、縁起が悪い」と書きましたが、色ものや模様入りであれば問題ありませんし、贈る相手のイニシャルや名前などを刺繍で入れれば、その方専用にカスタマイズされたスペシャルな贈り物になります。価格的にも選択の幅が広く、とてもありふれたアイテムながら、そこに「名入れ」するだけで簡単に「特注品」に変身してくれるハンカチは、おすすめの贈り物の一つです。私の経験上ですが、大きな企業の会長・社長クラスの方であっても、「そんなに喜ぶ?!」と戸惑うほどに喜ばれたのが「名入りのリネンハンカチ」です。専門店のブルーミング中西などでは買ったその日のうちに刺繍を入れてくれますし、三越・伊勢丹オンラインストア_TOPなどデパートのハンカチ売り場でも名入れ対応をしてくれます。

また、ハンカチ同様に、名入れした文具を贈った場合も、とても「受け」が良かったです。例えば、文具専門店の銀座伊東屋には、「カラーチャート」というシリーズで、レザー製の名刺入れやペンケース、IDホルダーや書類ケース、トレーなど様々なものが展開されていて、それらに名入れしてもらうことが可能です。昇進される方や異動で地方に行かれる人などに、このカラーチャートの品をいくつかセットにして名前を入れて贈ることがよくありましたが、「名前を入れてくれたんですか!」と必ず喜ばれました。伊東屋では、カラーチャート以外にも名入れしてくれる商品がたくさんあるので、ギフト選びにも自分用にも頻繁に覗きに行きたいお店です。

ハンカチのブルーミング中西も、カラーチャートの伊東屋も、それぞれホームページから通販で「名入れオーダー」が可能ですよ。

 

*おわりに*
せっかく贈り物をするのなら、「相手が本当に喜んでくれるもの」がいいですよね。最低限の贈り物マナーに気をつけながら、一生懸命選んだギフトには、モノ自体の値打ちに贈る側の真心が掛け算されて、何倍もの価値になると思います。

 

今日もお読みくださってありがとうございました。

 

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