少し前に手に入れた、ものすごく可愛らしくてチャーミングなカットベルベットの輸入生地。
目の詰まったいかにも上質な生地は、イギリスの有名メゾンによるインテリアファブリックです。
柔らかくてスルスルしたやさしい手触りと、眺めてるだけで嬉しくなってくるような魅力的な色のバランス。
ヨーロッパならではというのか、こういう色の配分は、やっぱり日本のものじゃないとあらためて思います。
大人のピンクというのか、甘ったるくなくて洗練された印象。
こんなファブリックなら何を作れば良いのか…、お値段的にも上等だったので、なかなかハサミを入れられずにいましたが、ちょうど良いサイズ感のバッグ用口金が手に入ったので、小ぶりなハンドバッグに仕立てました。
かなりしっかりした厚手の接着芯を貼っているので、とても張りのある綺麗な形が保たれています。
いわゆる長財布よりも、ほんの少し大きいくらい。
あまり厚みは出ないよう、マチ幅もひかえ気味にしました。
コンパクトで品のある華やかな印象のバッグは、パーティバッグにしても目立ちそう。あるいは、スマホとカードホルダー、ハンカチと簡単な化粧品だけ入れて、旅先のホテルのレストランやラウンジでのシーンにも。
カジュアルなウールの着物に合わせて持ってもいいですね。
このバッグを主役にした、この先に控える年末年始のいろんなイベントにピッタリなファッションを考えるのも、楽しみの一つになりそうです。