先日たまたま入手したのが
幅24cmほどもある大きな口金。
チェーンストラップ用のカン付で、
それが内側にも隠せる仕様になってます。
大きさ的にもたぶん
バッグ用の口金なのでしょうが、今回は
「扇子ケース」に仕立ててみました ↓。
私は夏場の外出時には
必ず扇子を持ち歩くので、
（暑がりなのでずっと扇ぎっぱなし）
ほぼ毎年、新しい扇子を
購入しています。
そして扇子を入れるケースには、
付属品として付いてくる「袋」を
そのまま使っていました。
筒状に縫われたあの柔らかい「袋」は
扇子とお揃いの布で作られていて、
それはそれで良いのです。
けれど、なんとなく芸がないというか
御仕着せ（？）感があって、
好きになれないのですよね。
というわけで、
最適なサイズ感の口金が手に入った記念に
この度ついに「扇子の専用ケース」を
作ったのでした。
まあ、長方形の布を口金に嵌めただけなので
「作った」というほどのものでも
ありませんが。
多少工夫した点というと、
内側には布地ではなく
合皮を使ったことでしょうか。
合皮なので汚れたら、
拭き取ることが可能です。
扇子を入れるだけなら、
内側が汚れることはまずありませんけど、
この形状のがま口ケースなら、
筆記用具を入れてペンケースにしたり、
あるいは「お箸」ケースとして使うことも
できそうです。
そういった場合には、
濡らした布で拭きとれる素材のものが
便利かと思いました。
ちなみに、表に使った布は、
フランスはSAFECO社の
インテリアファブリックです。
手持ちの中で一番気に入っている生地で、
たくさんの小物を作ってきましたけど
この扇子ケースでついに最後となりました。
ジャカードなので厚みもあり、
エクリュ色に渋いゴールドを使った織柄も
なんとなく着物の帯みたいな印象です。
そんな生地のイメージ的にも、
扇子のような和小物に合わせる素材としては
ピッタリかなと思っています。
今日もお読みくださいましてありがとうございました。
