刺繍糸を編んでアクセサリーを作るとき、たいていは4~6枚くらいの花びらを持つ小さな花をチマチマと編みためて、それを集めてブーケみたいにするパターンが多いのですが、今回作ったのはサークルだけのまるっとしたブローチ。
一応、クキと葉っぱもつけて、お花として仕立てています。
こういう感じのって、北欧デザインとかいうカテゴリーになるのでしょうか。
この写真のブローチの花の部分は、細編みで編んだ表と裏をそれぞれ使っています。
刺繍糸くらいの細い糸で編むと、細編みって裏側の編み目も綺麗なんですね。
同じ色とサイズでも、編み目を変えるだけで当然質感も変わるので、面白い作品が作れたりします。
丸い葉っぱの部分は、輪で作り目を作る際の目をそのまま使ったもの。
本来きゅっと引き締めるべき中心をあえてゆるく窓あきにして、リングのようにしています。
花の中心部分には刺繍をほどこしています。
こういう「北欧デザイン」は、身に着ける人の年齢を選ばないのかもしれませんね。
このブローチなんて、幼稚園の通園バッグに付けても違和感がないし、年配の女性が帽子やストールを巻いた襟元に飾っていてもチャーミングな感じじゃないかな、と想像します。
シンプルなデザインほど色で印象ががらりと変わるので、たくさんの色が揃っている刺繍糸で編むパターンとしては、この花の形は最適かもしれませんね。