兵庫県にある、とある神社の方とお話する機会があり、その方から教えていただいたことです。
人が過去を思い出すとき、その時の困難な状況や不愉快だったことに意識を向けると、今の自分にもまた困難やイヤなことを引き寄せてしまうそうです。
だから、自分の過去や人生について思い返したりするときには、イヤだった思い出はきれいさっぱりと手放し、楽しかったり嬉しかったことだけを考えるようにするのが大切なのだとか。
また、自分が発したすべての感情は、すべて自分に戻ってくるのだそうです。
イラだちや怒りを発すれば、またイラだつようなことが起こり、逆に、ありがたいという感謝の思いを発すれば、さらに感謝したくなるようなことになるというわけです。
ただの精神論だと言ってしまう人にとってはそれまでですが、現実に、イライラしていると更に怒りたくなるような出来事に遭遇しやすいというのは、誰もが経験されてるのでは、と思います。
最近の研究では、怒りっぽい人は病気になりやすいという研究結果もでているそうですから、まさに、発した怒りの感情が、その通りに自分に戻ってきたということではないでしょうか。
良いことを考えようと、そうでないことを思おうと、心に何を抱くかは自分次第ですが、思ったり考えたりしていること、心の中を反映したものが人生です。
それならば、できるだけ嬉しいことや楽しいことに思考を巡らせ、明るい気持ちで過ごすことで、幸せ多い一生となるよう自分で人生をコントロールできる、ということなのです。