週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

言葉は心の響き。

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

 

 

「あの人、口は悪いけどホントは良い人なのよー」

「悪気があって言ったんじゃない」

みたいなことって、よく言われたりもしますが、
私は全く同意できません。

口が悪い人は、性格も悪いと思ってます。

口が勝手にペラペラと喋ってるワケでもなし、
口から出る言葉というのは、
そういうことを思ったり考えたりしてるから
出てくるのです。

 

口下手、というのはあると思います。

人を褒めるのが苦手だったり、
自分の本心を上手く言葉で表現できない、
ということも。

そういうことと、
口が悪いというのは、別物です。

わざわざ人を不快にさせる言葉や
表現を使ってる人のどこが
「ホントは良い人」
なんでしょう?

 

言葉は心の響き。

 

例えば私の親友は、小学6年生の時に
遠い遠い親戚のオジさんから
「どンガラ(身体)ばっかり大っきくなって。
 小学生とは思えンな!」
と言われたことが、
それからウン十年たった今も
強烈に嫌な思い出として、
トラウマ級に記憶に鮮明なのだとか。

クラスメイトよりも背丈が高かったことが
当時はコンプレックスだったそうです。

そして、ちょうど思春期に差し掛かる
デリケートな時期と相まって、
親戚とはいえ殆ど見ず知らずの”オッサン”の、
その言葉の内容と調子(言い方)に
ものすごく傷ついたそう。

更には、その場に居合わせたオバサンも、
オジサンをたしなめるどころか
「ホンマホンマ」と相槌をうって、
一緒になって笑っていたとのことで
余計に悪い感じです( `ー´)ノ。

 

そのオジサンも、彼女を傷付けてやろうと思って
言ったのではないハズですが、
デリカシーにも配慮にも欠けた言葉は
意図せずとも人を傷つけることがあります。

悪気がないというのなら、
言葉にもそれを載せるべきじゃないでしょう。

 

 

大げさかもしれませんが、
言葉は「心の響き」です。

心の中にある思いや考えが、
響きとなって口から発せられます。

『響き』だから共鳴を起こして、
その言葉と同じ響き・波長のものを、
聞く人の心の中に呼び起こしたり
引き寄せたりします。

だから『本当は良い心根の持ち主』であるならば、
それにふさわしい言葉を
口に響かせるよう心掛けることです。

 

 

余談ですが、上に書いた友人は、
「あの時のオジさんに、今の私だったら
 『オジさんも、まだ若いのにハゲ散らかして大変~』
 って、言ってやるのに!」
と毒を吐いていましたw。

友人には、
美しい言葉を発すれば宝石が、
悪い言葉を吐けば毛虫や毒虫が、
口から飛び出る魔法をかけられた女の子を描いた
ペローの童話「仙女たち」を贈りたいと思います(笑)。

今日もお読みくださいましてありがとうございました。

 

プライバシーポリシー お問い合わせ