週末職人

気持ち美人に生きる知恵とお作法、英語学習と時々、DIY製作記録。

「ウソも方便」になるとき。

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電車の中で見かけた大学生くらいの女の子2人。

「”親が病気で”ってウソついてバイト休んだ。フフフ」
と、笑いあってるのが聞こえてきました。

 

元気な人を、”病気”にしたり、
まだ健在な人の、”法事”があると言ったり・・・。

そういう嘘って、とても若いうちは
深い考えもなしに軽~く言ってしまうことが
あるのはわかります。

 

でも多分、少なくとも個人的には、
最も言ってはいけないと思う種類のウソです。

もし万一にも、言ったことが現実になったらと想像したら、
「誰かが病気になった」なんてウソは、絶対につけません。

言葉って本当に、想像以上に
強大なパワーがあるものですから。

 

「ウソも方便」になるとき。

 

そしてこのウソ繋がり(?)で思い出したのが、
友人から聞いたお話です。

こちらは、『ウソも方便』というのか、
奇跡を起こしたウソのお話。

 

今からもう20年以上も前のことですが、
友人の祖父は、末期の胃癌と診断されて
「余命三か月」との宣告を受けました。

それから20年余りたちますが、
そのおじいさま、まだご健在です(゚д゚)!

 

その当時、おじいさまの病名や余命は
ご本人には伝えずに、
まず家族に伝えられたそうです。

当然のことながら家族全員大ショックでしたが、
当の本人にこのことを伝えたら、
それこそ衝撃で死んでしまうかもしれないと
全員が思ったそう。

なので皆で相談して、お祖父様本人には
真実を告げないことにしたそうです。

そして、3か月しか時間がないなら
もう入院などさせず、最後まで自宅で
家族がケアして過ごしてもらおうと決めました。

おじいさまには、
「ひどい胃潰瘍だけど、薬をちゃんと飲んで、
 食生活に気を付けたら治るみたい」
と、ウソを言ったのでした。

 

そして3か月後。

「まだ」普通に生活しておられるおじい様が
再び病院の検診を受けたところ、
「余命宣告」された3か月前より
ずいぶん状態が良くなっていることが分かったそう。

次の3か月後には、さらに良くなっていて......、
そして最終的には、ガンが消えたのだそうです。

 

だからまだ(?!)今も、お元気で生活されています。

ちなみに、いまだにおじいさまには
「がん」であったことは告げてないそうです。

 

確かに、相当レアなケースではあるかもしれません。

でも、もし本当の病名や余命を
ご本人が知ってしまってたら、絶望して
まず”気持ち”が死んでしまってたかもしれません。

そしておそらく、余命宣告通りになったでしょう。

友人のおじいさまは、
「食生活に気を付けたら、治る」
という家族の言葉を心底信じたから、
信じた通りに治ったのだと思います。

 

 

どうせウソをつくのなら、ついた相手に
明るい可能性とか希望を与えるウソがいいですね。

たとえ偽りであってもそこに希望があれば、
『奇跡』みたいな顛末も期待できるのです。

 

今日もお読みくださいましてありがとうございました。

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